安倍晋三総理主催「桜を見る会」 元山口組組員まで招待されていた

元暴力団員は総理と自撮りツーショットをSNSに自慢げに公開し…

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新澤町議は本誌の取材にあっさりと元暴力団であることを認めた。高取町からの参加は一人だけだったという

問題ある「招待客」は、やはり後援会の面々だけではなかった。今年の「桜を見る会」に参加した1万8000人のなかには、一般的な感覚ならば招待など到底ありえない人物まで含まれていた。

「新澤良文(52)という男です。奈良県にある高取町の町議ですが、実はこの男、元々は山口組傘下組織の組員なんですよ。しかも、前科まである。元ヤクザであることは町の人間なら誰もが知っている。そんな男が、堂々と『桜を見る会』に参加し、首相や夫人とツーショット写真を撮影。それを自分のフェイスブックに投稿して自慢までしているんだから驚きです」(神戸山口組関係者)

「桜を見る会」は、安倍晋三首相(65)による地元後援者の招待が問題とされ、野党から「税金の私物化」と激しく追及されている。そこに〝反社会的な人物〟まで呼んでいたとすればさらなる批判は免れないが、本当に元暴力団組員が参加していたのか。

本誌の取材に応じた新澤町議は、あっさりと元ヤクザであることを認めた。

「私がヤクザ組織に在籍していたのは、’86年頃からです。山健組系の臥龍会という組に所属していました。入れ墨も入っており、逮捕歴があるのも間違いありません。抜けたのは30歳のころ。組が代替わりして、冷や飯を食わされるようになったのがきっかけです。

40代半ばで出身である高取町に戻ってきましたが、当時、町では産廃の処理場を造る話が進んでいた。町民はみんな反対していましたが、バックにはヤクザがいるから誰も逆らえなかった。そこで私のところに『何とかしてくれ』と相談が来たんです。その流れで’13年に町議になったという経緯です。現在、町議は2期目。これだけはキチンと言わせていただきたいんですが、いまはカタギとして真面目にやっています」

新澤氏は「桜を見る会」に招待された経緯も、ざっくばらんに明かした。

「今年だけでなく、昨年も参加しています。自民党系の代議士などが集まる勉強会に参加したら、そのメンバーに誘われたんです。昨年は招待状を持っていなかったんですが、受付に行ったら何のチェックもなく入れました。そしたら、今年は招待状が届いたという経緯です」

「桜を見る会」を主催しているのは、安倍首相である。開催費用はもちろん税金で、その額は約5500万円にものぼる。元暴力団組員をノーチェックで招くことの是非は横に置いたとしても、「各界において功績、功労のあった方々を招き日頃の労苦を慰労する」という本来の目的は完全にないがしろにされている。政治ジャーナリストの角谷浩一氏が言う。

「自民党は民主党時代も招待枠を使っていたと批判をかわそうとしていましたが、『桜を見る会』の運用がこれほど杜撰(ずさん)になったのは安倍政権になってから。税金を投入している以上、会の中止でお茶を濁して済む話ではない。安倍首相はさまざまな疑惑について説明責任を果たすべきです」

この問題が安倍政権崩壊の「蟻の一穴」になるのか――。

「桜を見る会」に参加した新澤町議は、安倍首相や昭恵夫人と記念写真も撮影(画像は新澤町議のSNSより)
「桜を見る会」に参加した新澤町議は、安倍首相や昭恵夫人と記念写真も撮影(画像は新澤町議のSNSより)

『FRIDAY』2019年12月6日号より

  • 撮影加藤慶

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