清原和博 『アルマーニ』で買い物し西麻布で会食“バブルな一日”
野球イベントに参加、トライアウトで監督。すっかり元気を取り戻した番長だが、このまま社会復帰できるのか
ついに番長復活か――。11月下旬、東京・六本木に現れた清原和博(52)には、そう思わせるだけの生気が漲(みなぎ)っていた。
15時半頃、六本木ヒルズ近くに高級車『ゲレンデ』が停まり、のっそりと清原が降りてきた。長袖Tシャツにスウェットズボンというラフな服装で入っていったのは、高級ブランド『ジョルジオ・アルマーニ』である。15分ほど買い物した後、小さな紙袋をさげた番長は、店員に見送られて店を後にした。
続いて向かったのは、六本木にあるスポーツジムだ。たっぷり3時間ほど汗を流し、なぜかスーツに着替えてジムから出てきた清原。さきほどのアルマーニで購入したものだろうか、サングラスも着用している。
運転手に出迎えられた清原は、『ゲレンデ』から『アルファード』に乗り換え、今度は西麻布へ。高級和食料理屋で舌鼓を打った。ご機嫌な番長は、見送りの店員と路上で記念撮影をした後、再びクルマに乗り込み、夜の街へと走り去った。
「この夜、清原さんは気のおけない友人4人くらいで集まり、食事を楽しんだそうです。’16年に覚せい剤取締法違反で逮捕された後しばらくは、依存症との戦いに加え、鬱病にもなり、周囲が心配するほど消沈していました。でも最近は、ジムに通ったり、息子さんとバッティングセンターに行ったりと、すっかり元気を取り戻していますよ」(清原の知人)
11月17日に沖縄で行われた野球イベントに参加し、30日には神宮球場で開かれる公開トライアウトで監督も務めるなど、清原は公の場にも姿を見せるようになっている。薬物依存の更生施設『館山ダルク』代表の十枝(とえだ)晃太郎氏が語る。
「覚醒剤依存に完全治癒はありえません。再び手を出さないでいるためには、周囲に理解者がいることが重要です。清原さんに仕事の依頼があるのはすなわち、彼の状況を理解し、受け入れてくれる人がいるということでしょう。そういった人たちに支えられ、公の場に出ることは依存症との戦いにおいて間違いなくプラスに働くと思います」
六本木で買い物して西麻布で会食――。「バブルな一日」は、順調に社会復帰の道を歩んでいる証なのかもしれない。
『FRIDAY』2019年12月13日号より
- 撮影:西圭介