“逮捕ショック”を吹き飛ばす 沢尻エリカが目論む復活のシナリオ

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パーティーなどでは、テンションが高いときもあれば、涙ぐむこともあった沢尻エリカ

 

麻薬取締法違反容疑で女優・沢尻エリカ逮捕。”沢尻ショック”の衝撃は、今も各方面で波紋を呼んでいる。

「出演予定だった来年の大河ドラマ『麒麟がくる』では、斎藤道三の娘で織田信長の正室となる濃姫を演じており、すでに10話まで撮り終えていました。沢尻の降板を受けて、急遽、川口春奈を代役に立てて撮り直すことになりましたが、初回放送は先送りになってしまいました。この撮り直しだけでも損害額5億円はくだらないとのことです」(ワイドショー関係者)

思い返せば、今年3月に行われた大河ドラマ出演者発表会見に出席した際、涙を浮かべて、

「芸能生活20年目でやっと大河に出られる。たくさん失敗や挫折もして、培ってきたものをすべて出したい。沢尻エリカの集大成だと思っている」

と喜びを噛み締めていた沢尻だが、なぜ薬物に手を染めてしまったのか。またNHKは、現在放送中の大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』に続く不祥事。チェックの甘さにも疑問が残る。

「今回の大河ドラマは、‘91年の大河ドラマ『太平記』や近年では‘16年に長谷川博巳も出演したドラマ『夏目漱石の妻』(NHK)など数々の名作を手掛けたベテラン・池端俊策氏が、脚本を担当。その池端氏は沢尻を主役に起用したドラマ『悪女について』(TBS系)で‘12年芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。沢尻の演技力を高く評価する池端氏の推薦があって今回の起用が決まりましたが、まさかこんなことになるとは。しかも現場スタッフにとって『取り直しは、まさに苦行』。現場のモチベーションも心配されます」(制作会社プロデューサー)

しかし肩を落としているのは、大河ドラマ関係者だけではない。‘12年に映画『ヘルタースケルター』で主役に抜擢、今年も映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』で再びタッグを組んだ写真家・映画監督でもある蜷川実花氏の落胆ぶりは、いかばかりか。察するに余りある。

「‘11年に沢尻は、蜷川氏が所属する事務所『エイベックス・マネジメント』と契約。『別に』発言以降、離婚騒動を始めスキャンダルにまみれた沢尻を事務所幹部からの依頼もあり女優復帰させたのが、何を隠そう蜷川氏なんです」(ワイドショー関係者)

『ヘルタースケルター』で、全身を整形してトップモデルに君臨するヒロインを演じた沢尻は、この映画で高い評価を得て、その後映画『新宿スワン』『不能犯』などの話題作にも出演。今年再びタッグを組んだ蜷川監督の『人間失格』では、太宰治の『斜陽』のモデルになった愛人・静子役を演じている。

静子は、ピュアで可愛らしくて、一途。この映画では、今まであまり演じたことのない“素”の沢尻エリカを垣間見ることができる。

「蜷川は『(沢尻は)普段本当に可愛くて、天真爛漫で、自分の芯もしっかりあって、でもすごく不器用。こんなにピュアな人、見たことない』と女優としてだけでなく、沢尻の人柄にも惚れ込んでいただけに、今回の事件の衝撃は並大抵ではないでしょう。逮捕された翌日の深夜、蜷川氏は『明日からまた頑張ろう!』と、ツイッターでコメントしていますが、こうでも書かなくては、心の整理がつかなかったかもしれませんね」(前出・ワイドショー関係者)

‘07年の「別に……」発言に始まる一連の騒動で地に堕ち、‘12年映画『ヘルタースケルター』で復活のチャンスを掴み、懸命に這い上がり、ついに大河ドラマ出演の切符を手に入れた女優・沢尻エリカの2度目の転落劇。果たして再起は可能なのか。

「大河ドラマだけで5億円、さらにCM契約していた企業への損害賠償などを合わせると、賠償金は総額10億円にも上ると言われています。事務所が一定額負担するとはいえ、沢尻の負担額は莫大。しかもミュージシャンならライブなど活躍の場がありますが、俳優の場合、舞台など復帰する場所も限られているのが実情です」(広告代理店関係者)

10億にものぼる賠償金を抱える沢尻に、”復活のシナリオ”はないのか。

「国内でのドラマや映画での復帰は、茨の道。そこで考えられるのが、NETFLIXをはじめとする全世界をマーケットにするオンデマンド配信。これなら、復帰の可能性もある。蜷川実花監督も来年、NETFLIXオリジナルドラマ『Followers』が全世界190カ国で配信される予定。このドラマに沢尻はワンシーンだけ出演していましたが、カットされてしまいました。禊をきっちり済ませた後、世界進出を図る蜷川監督と再びタッグを組み、コンプライアンスに締め付けられた日本を飛び出して活路を見出してもらいたいですね」(放送作家)

今年8月には、AV界の帝王と呼ばれた村西とおるの半生を描いた山田孝之主演の『全裸監督』もNETFLIXで配信され話題を集め、シーズン2の制作も決定。再び”蜷川実花演出×沢尻エリカ主演”が実現すれば、復帰作にふさわしい魅力あふれるコンテンツになることは間違いない。

果たして、蜷川実花氏は今、何を考えているのか……。発言が待たれるところだ。

  • 島右近(放送作家・映像プロデューサー)

    バラエティ、報道、スポーツ番組など幅広いジャンルで番組制作に携わる。女子アナ、アイドル、テレビ業界系の書籍も企画出版、多数。ドキュメンタリー番組に携わるうちに歴史に興味を抱き、近年『家康は関ケ原で死んでいた』(竹書房新社)を上梓

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