元KARA・ハラさんを追い詰めた「ネット叩きとリベンジポルノ」

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’13年1月、『日本ジュエリーベストドレッサー賞』の『特別賞』を受賞した際のワンショット。「韓国の安室奈美恵」とも呼ばれ、絶大な人気を誇っていた

「また会う日まで、お元気で!」

11月19日、日本でのコンサートツアー最終日。感動の涙で美しい顔をクシャクシャにして、ク・ハラ(享年28)は言った。その5日後、彼女はソウル南部の自宅で遺体となって発見される――。

’10年に日本で『ミスター』を大ヒットさせ、’11年には紅白初出場を果たしたK-POPグループ『KARA』。その元人気メンバーの訃報に世界中が悲しみに暮れた。韓国の現地警察は自殺の可能性が高いと見て司法解剖をしないと決めた。

亡くなる直前に開かれたコンサートの際、楽屋でハラと言葉を交わしたお笑い芸人の楽しんごが悼む。

「ライブ前、招かれてハラさんに挨拶しに行きました。明るく無邪気な笑顔で、『これから日本で頑張りたい』と言っていて、希望に満ち溢れていた。彼女がもうこの世にはいないなんて……。今でも信じられないです」

ハラを追いつめたものは何だったのか。韓国の芸能事情に詳しい音楽ライターのまつもとたくお氏は言う。

「韓国では長らく、芸能人への苛烈なネットバッシングが問題になっています。ハラは亡くなる前日にインスタグラムに『おやすみ』と投稿していますが、訃報が流れるまで、その投稿には無数の悪口が書き込まれていた。病気で瞼を手術した際も、『整形だろ』というコメントが殺到して、アンチコメントをした人とファンでケンカになっていました。

ハラは、そうしたネットバッシングには悩まされていました。『KARA』時代に女優デビューの話があったとき、『演技に挑戦したら、またネットで叩かれる』と周囲に漏らしていたそうです」

ネットバッシングで精神的に弱っていたハラをさらに追いつめたのは、交際男性との「リベンジポルノ騒動」だ。

「昨年9月、ハラと交際していたカリスマ美容師のチェ・ジョンボムは、ハラとの性的な動画を流出させると言って彼女を脅迫した。それに怯えたハラが、男に跪いて許しを請う映像がネットに流出しました。結局、ジョンボムは脅迫等の罪で有罪判決となりましたが、ハラの心労は相当のものだったでしょう。騒動の最中である今年5月26日に、ハラは自殺未遂で病院に搬送されています」(芸能ライター)

そんなハラに追い打ちをかける出来事が起こる。今年10月、韓国のアイドルグループ『f(x)』の元メンバーで、ハラの親友だったソルリ(享年25)が自殺したのだ。

「大手事務所に入ってすぐに『KARA』としてデビューし、一気にスターダムへと駆け上ったハラ。子役時代に国民的ドラマデビューを果たしたソルリ。早くに成功した者同士、実の姉妹のように、お互いの家に泊まりあうほどの仲だった。ともにネットでのバッシングも激しく、良き理解者だったはずです」(前出・まつもと氏)

一世を風靡したトップスターのあまりにも早すぎる死は、無秩序なネット社会の問題点を露呈させた。

ハラが亡くなる5日前、コンサートの楽屋を訪ねた楽しんご。「写真を撮ろう」とハラから声をかけられた
ソウル市内の病院にハラさんの死を悼む祭壇が設けられた。花を手向けにファンが訪れ、泣き叫ぶ者もいた

『FRIDAY』2019年12月13日号より

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