巨大「ハチ公前広場」も出現? 渋谷が世界都市に生まれ変わる

東京五輪を前に地下鉄・私鉄が移設、商業ビルが多数オープンするなど、変わりゆく渋谷の様相

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工事車両が行き交う渋谷桜丘町地区。奥の高層ビルは2018年9月に開業した「渋谷ストリーム」。手前に見える埼京線と湘南新宿ラインはまもなくホーム移設予定

若者の街・渋谷が、2020年に向けて、ようやく未来都市の姿を現しつつある。

’12年のヒカリエ開業、’13年の東急東横線の地下化を皮切りに、街ぐるみの巨大プロジェクト「渋谷再開発事業」は始まった。11月22日に再オープンを果たした〝渋谷の顔〟であるパルコを始め、ストリーム、ブリッジ、スクランブルスクエア、そして12月5日開業のフクラスといった巨大商業ビル群が次々と開業する。

パルコには、テナントの定番だったファッションブランドのショップとは趣を異にする「ポケモンセンターシブヤ」「刀剣乱舞万屋本舗」「Nintendo TOKYO」などが揃って出店し、初日からゲームやアニメファンが詰めかけた。

来年には、宮下公園が空中立体公園へと生まれ変わり、商業施設とホテルも併設され、原宿への散策が容易になる。

巨大「ハチ公前広場」が出現

そして、工事続きで迂回路だらけになったことから、アクセスの不便さに不満が噴出していた渋谷駅の構内が大変貌を遂げる。東京五輪を前に、東京メトロ銀座線、JR埼京線、湘南新宿ラインのホームが移設されて一気に動きやすくなるのだ。それに伴って、タクシープールが駅地下に建設され、バスターミナルも整理される。’27年には、巨大化した「ハチ公前広場」が登場する。

40年以上にわたって渋谷の様々な事業プロデュースに関わり、『渋谷の構想力』著者でもある都市デザインプロデューサー・谷口正和氏が言う。

「センター街が生まれ、スペイン坂が人気になった頃の渋谷は、毎日が学園祭のようでした。しかし、その後、渋谷は街としての確固たるコンセプトを持たず、湾岸エリアに誕生したお台場、ヒルズやミッドタウンによって街のイメージを一新させた六本木などに遅れをとった。

渋谷は世界のツーリストの中継地(ハブ・シテイ)になり、しかも変化し続けることができるか――未来に向けて生き残っていける都市になるためには、この課題を克服しなければなりません。今回の再開発で、渋谷は世界都市に生まれ変わることができるでしょう」

〝日本を代表する若者の街〟渋谷は、パリやニューヨーク以上に世界の人々を惹きつける可能性を秘めている。

11月22日、オープン初日の「パルコ」。あいにくの雨だったが、傘を差した客がビルを取り巻いた

「世界都市」を目指して変化を続ける

11月1日に開業した「渋谷スクランブルスクエア」の屋上からスクランブル交差点を見下ろす
2020年完成予定の宮下公園再整備工事現場。半円形のアーチは完成時には花に覆われた天蓋となる

『FRIDAY』2019年12月13日号より

  • 撮影足立百合

Photo Gallary4

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