西武移籍・松坂 客寄せパンダ批判も「恩師が語る引退しない理由」

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前回、西武に在籍していた当時の写真。西武では通算8年間で3度の最多勝、2度の最優秀防御率、4度の最多奪三振を獲得するなど輝かしい実績を残した

「引退への花道」
「客寄せパンダ」

ネット上には、古巣・西武への移籍が決まった松坂大輔(39)に対し、辛らつな書き込みが目立つ。確かに近年の成績を見れば、結果を求めるのは酷かもしれない。’15年に日本球界に復帰しソフトバンクと12億円の複数年契約を結ぶも、3年間で登板はたった1試合。’18年に中日に移籍し6勝をあげたが、今季は2試合の登板で未勝利に終わっている。

だが当の本人に、来季を“最後の年”にするつもりはサラサラないようだ。

「今春故障した右肩痛も癒え、ヤル気満々ですよ。確かに20代の頃と比べ、ストレートの球威は落ちています。しかしメジャーを経験し、動くボールで打者にゴロを打たせるスタイルを確立しました。こうしたタイプの投手は、力勝負が主流のパ・リーグには少ない。ここ数年、結果を出せなかったのはケガのためだと考えているとか。来季で引退するつもりなど、まったくありません。体調さえ万全なら十分働けると考えているようです」(スポーツ紙記者)

西武サイドも、松坂の意向をくんで契約合意したようだ。渡辺久信GMは12月3日の会見で、こう語っている。

「ウチとしても、先発投手は必要ということでオファーしました。あくまで現役の選手として獲得しているので、活躍してもらいたい。身体は元気です。そうでないと獲得しない。最後の花道というイメージはありません。行けるところまで行ってほしい」

年俸3000万円プラス出来高の単年契約。ベテランの中には、移籍先に引退後のコーチや監督就任など将来を保証する契約を求める選手も多い。だが、松坂にはそうした密約もないという。

「現在の松坂に、指導者になろうという考えはありません。ソフトバンクがコーチ就任を打診した際も、すぐに断っていました。とにかく現役を続けたいという一心。かつて野茂英雄がメジャーを自由契約になっても3Aやベネズエラで投げたように、限界まで投げぬく覚悟のようです。本人は常々『ボロボロになるまでやる。そうした姿を見せることがファンへの恩返し』と話しています」(前出・記者)

松坂の母校・横浜高の元監督で、恩師の渡辺元智氏がエールを送る。

「仕事でもスポーツでも『楽しくやろう』という風潮が強い昨今、ツラいことがあるとスグ辞めてしまう人が多い。そうした風潮に反し、松坂は限界までやり抜こうとしているんです。『もう引退しろ』と批判されるのも覚悟のうえの決断でしょう。ボロボロになってもマウンドに立ち続ける姿は、見る人に必ず感動を与えてくれます。昨年はそこそこの成績を残し、今年はまったくダメだった。どうすれば結果を出せるのか、本人は経験からわかっているハズです。変化球のキレがいいので、フォームさえ安定すれば結果はついてくるでしょう。5~6勝といわずフタ桁勝利をあげて、大方の予測を覆す活躍をしてほしいですね」

来年40歳になる“平成の怪物”。12月11日に行われる入団会見で、背番号「16」の真新しいユニフォームをまとい復活への決意を語る。

  • 写真時事通信社

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