宮迫博之 激励会も復帰は暗雲「持ってない男」をテレビは使わない | FRIDAYデジタル

宮迫博之 激励会も復帰は暗雲「持ってない男」をテレビは使わない

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さんまが開催してくれた激励会も、まだ宮迫にとっては時期尚早だったようだ
さんまが開催してくれた激励会も、まだ宮迫にとっては時期尚早だったようだ

『みんなで一緒にオフホワイトからブラックに、そして白紙に戻った男を囲む会』

これは先日都内のホテルで開かれた、宮迫博之を励ます会の名称だ。‘19年も間もなく終わろうとしている。闇営業騒動から半年が過ぎ、謹慎処分を受けていた芸人たちは次々と仕事復帰しているにもかかわらず、宮迫とロンブー・田村亮の復帰はいまだかなっていない。

この窮状を見かねたのだろう。明石家さんまが自分の事務所で引き取る方針を明らかにするなど、宮迫“救済”に乗り出したわけだ。亮も一緒ではなく、なぜ宮迫だけが。そんな疑問を持つ人も多い。

「亮さんは謹慎処分ですが、宮迫さんは契約解除となりました。一時は、吉本が契約解除を撤回すると宣言しましたが、これもさらに白紙撤回されたままです。いまでは、彼と事務所との話し合いは、進んでいないどころか、もはや話し合いすらされていないと聞きました。というのもやはり、吉本サイドには宮迫さんに対して、“まだ何か出てくるのではないか?”という不信感が根強くあるようなんです。また日ごろの態度から、彼のことを許せないと思っている社員が多いんですよ」(芸能プロ関係者)

闇営業に関する説明でウソをつき、謝罪会見では問題をすり替えて、非難の矛先を会社に向けさせようとした宮迫。その結果、パワハラや事務所・芸人間での契約方法、給料の金額など様々な問題が噴出した。騒動を広げてしまった彼の責任は大きく、今の状況では吉本関連の仕事をすることは不可能と思われる。亮はなんとか復帰できるだろうが、宮迫は厳しいと、さんまも判断したのだろう。

さんまが主催した激励会にはテレビ局の幹部・制作会社スタッフ・芸能関係者・芸人仲間ら100人近くが出席したという。

出席した芸能関係者によると、司会を宮迫の相方である蛍原徹が務めた。雨上がり決死隊や宮迫がレギュラー出演していた各番組のスタッフや芸人仲間が次々に挨拶に立ち、騒動をネタにしてイジるなど、会は終始和やかな雰囲気で行われ、最後はみんなで応援しようと激励したという。

しかし、この激励会を開催したことが宮迫の復帰をかえって遠のかせたのではないかという意見もある。

「開かれることが明らかになった時点で、激励会そのものが非難されていました。まだ時期尚早なのではという意見が多く、さんまさんに対して“優しさと甘さは違う”という声も上がっていましたね。やるんだったら、ひっそりと内輪だけでやればよかったんです。さんまさんに声を掛けられたら断れる人はいません。だけど内心“今じゃないでしょ”と思っていた人は多いんです。世間の反応も同じでしたね。宮迫さんも今こんなことをしたら非難が集まる、と考えなかったのが問題です。断ればよかったのに……と思います」(テレビ局関係者)

さんまの優しさが仇となってしまったようだ。そして、実は宮迫が最も危惧しなければならないことが……。

激励会の詳細を報じたテレビが少ないことだ。会に出席した今田耕司と東野幸治がそれぞれのレギュラー番組内で語っただけで、ワイドショーなどで扱ったところはかなり少なかった。これは、宮迫が最も危惧しなければならないことである。

「宮迫さんのネタを扱っても、数字が取れません。最近は特に芸能ニュースの流れが速い。世間はもう彼に興味がないんだと思います。また現場のスタッフはいいんですが、上は宮迫さんを扱うことを許可しません。吉本に対する遠慮があるんでしょうね。彼のネガティブな話ならまだいいですが、いまは復帰が近いみたいなポジティブな話はダメですし、そんな話をしたら興味がない視聴者でもクレームの電話を入れてきますから」(ワイドショースタッフ)

結果、彼の姿をテレビで見ることはできなくなってきている。テレビ局がこぞってオファーしているという報道もあったが、具体的な話は何も聞こえてこない。それに彼が出演していた番組は、彼がいなくなった後も視聴率が落ちることなく順調だ。吉本所属のタレントだけで6000人もいる今、宮迫の代わりになる芸人はいくらだっている。

芸能人にとって、“忘却の彼方に追いやられる”、つまり忘れ去られることが最大の敵。宮迫は今その危機にあると言える。例えさんまの力添えがあったとしても、吉本との関係が修復されなければこの危機を脱出するのは難しいのではないだろうか。雨が上がるどころか、陰雨になってしまったようだ。

  • 佐々木博之(芸能ジャーナリスト)

    宮城県仙台市出身。31歳の時にFRIDAYの取材記者になる。FRIDAY時代には数々のスクープを報じ、その後も週刊誌を中心に活躍。現在はコメンテーターとしてもテレビやラジオに出演中

  • 撮影蓮尾真司

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