ナイナイが見届け人! アイドル練習生の広告が駅やインスタに続々 | FRIDAYデジタル

ナイナイが見届け人! アイドル練習生の広告が駅やインスタに続々

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現在、上位4名のJR駅構内広告。『PRODUCE 101 JAPAN』出場者のエキナカ広告は、渋谷・新宿・池袋など、多くの駅に掲示されている
現在、上位4名のJR駅構内広告。『PRODUCE 101 JAPAN』出場者のエキナカ広告は、渋谷・新宿・池袋など、多くの駅に掲示されている

約6000人の応募者の中から書類・実技の選考を経て101人の合格者を選び、さらにその中で勝ち抜いた11人がデビューできるというサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』(GYAO!)。韓国の音楽専門チャンネルで圧倒的人気を誇った番組の日本版で、ナインティナインが司会を務めている。いま、若い男女を中心に大人気だ。

101人の練習生たちが熾烈な戦いを経て20人に絞られ、いよいよ12月11日(水)に行われる最終審査でデビューする11人が決定する。視聴者を巻き込んだオーディション番組はこれまでたくさんあったが、これほどまで社会現象になっているのには理由があるという。

「彼らの合否は、『国民プロデューサー』と呼ばれる視聴者の投票によって決定します。自分の1Pick(推しメン)が脱落しないよう、それぞれの練習生を推す国民プロデューサーたちが、これまでにない様々な形で応援しています」(スポーツ紙記者)

Twitterでは投票を呼び掛けるメッセージが数多く投稿され、練習生の名前が付いたハッシュタグがトレンド入りしたりと、多くの人の注目を集めている。

ハマった人の中には、こんな人たちも。

「漫画家の東村アキコさんがベスト20に残った木全(きまた)翔也くんを推しているようです。自身のアカウントで、≪11人に選ばれたら木全の女たちのために木全のイラスト描いてツイッターにアップします≫と投稿しています。また、ゴールデンボンバーの歌広場淳さんは金城碧海くんという男の子について、漫画家の蟹めんまさんのツイートを引用する形で応援していました。有名人にも夢中になっている人が多いので、“有名な人に見つけてもらって、拡散されますように……”と思っている国民プロデューサーはたくさんいます」(テレビ誌ライター)

有名人を経由した拡散は、爆発的なものになるだろう。その一方で、国民プロデューサーは票数を増やすための地道な企画を開催している。とある練習生の国民プロデューサーは、次のように語る。

「私は、TwitterやLINEのオープンチャットを使って、同じ推しメンのファンで連携を取り、さまざまな企画を行いました。Twitterでトレンド入りするためのハッシュタグ企画や、オリジナルデザインの応援カードの配布。さらには、JRの駅構内やインスタグラムなどに広告の出稿を行ったりしました。中には応援のために無料のチラシやティッシュを配布したり、遊園地で誕生日イベントを行ったり、渋谷のメインストリートに面した大型ビジョン7つをジャックした人もいました」

まさに国民プロデューサーたちは過熱する一方なのだ。実は、こうした盛り上がりは番組側が意図したことで、番組公式ページには、以下のように書かれている。

「公式ロゴ、公式ホームページに掲載されている練習生プロフィール写真は使用可能」
「屋外広告、デジタルサイネージ広告など、公共の場所において、費用の発生する方法で応援を実施する場合は運営事務局まで概要をメールで共有すること」

利用方法を事務局に伝えるだけで、応援する練習生の画像素材を用いることができる。そのため、国民プロデューサーは思い思いのデザインを行い、自分なりの宣伝活動を行うことができたのだ。

芸能ジャーナリストの佐々木博之氏は「まさに今の時代に即した応援方法だ」と語る。

「自分のオススメのアイドルを紹介するために写真を友達に見せてプレゼンしたり、ラジオで自分の好きな人の曲がかかるように1人で何枚もリクエストのハガキを送ったり、と熱量の高い応援自体は、昔からありました。最近で一番わかりやすいのは、AKB48の総選挙ですよね。昨今ではSNSが普及し、加えて映像や画像の編集もたやすくなったことで、いいと思ったモノを多くの人と共有しやすくなった。新たなファンを増やすことは容易になってきたのです」

ファンが増えれば増えるほど熱量が高まり、さらに集まったファンの熱量を集中させることができるようになった。やみくもにハガキを送ったり、CDを複数枚買ったりという”個人戦”以外の応援方法が主流になりつつあるのだ。

「クラウドファンディングに近いかもしれません。お金を出し合って応援する際にも、いまなら遠く離れているファン同士がネットを介して、話し合いが円滑にできるようになった。同じ思いを持ったファンが結束しやすくなったんです。そのおかげで、これまでは大金が必要だった広告出稿やビジョンでの応援などの敷居が下がったといえるでしょう。人を集め、議論がスムーズになったことで、これからも今までにはない応援形態がどんどん生まれてくるのではないでしょうか」(佐々木氏)

国民プロデューサーにとっても“絶対に負けられない戦い”になっている。いったい誰がデビューする11人となるのか、最後の国民投票まで目が離せない!

Instagramにも広告が出稿され、ストーリーの合間に流れていた
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期間中に誕生日を迎えた練習生の応援バナー。コンビニで誰でもプリントアウトできるようになっていた
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東京・台場にあるジョイポリスでは、練習生へ向けたバースデーメッセージが多数読み上げられたそう
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