「珍コーデ」エマ・ワトソン 21ヵ月ぶりのレッドカーペット
2018年にバニティ・フェア主催のオスカーパーティーに出席して以来、レッドカーペットから遠ざかっていたエマ・ワトソンが、1年9ヵ月ぶりに新作映画のプレミアに登場。その装いが“攻めている”と話題だ。
マンハッタンのMoMAで行われたのは、グレタ・ガーウィグ監督が手掛けた新作『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のプレミア。
オルコットの名作小説『若草物語』をベースにしたこの作品で、エマは美しい四姉妹の長女メグを演じている。
プレミアには、ガーウィグ監督はもちろんのこと、主役で次女ジョー役のシアーシャ・ローナンをはじめ、相手役のティモシー・シャラメ、そして三女ベス役のエリザ・スカンレン、四女エイミー役のフローレンス・ピューら、主要キャストが勢ぞろいした。
この日、エマは両腕が露わになった黒いドレスを着用。
床に引きずるほど長いフロアレングスのこのドレスを、右脚側だけたくしあげて、ベロア素材のサイハイブーツにねじこんでいた。
このドレスは「バレンシアガ」のものだが、本来はすそをおろして着用するデザインだ。
したがって、すそをブーツにしまうという大胆なアレンジは、エマ(あるいはスタイリスト)が思いついたものだろう。
ボディラインを隠しすぎる、ゆったりとしたシルエットが気に入らなかったのかもしれない。
フォトコールでは、そのアレンジを際立たせるかのように、右脚を突き出したポーズを連発していた。
何事にも強いこだわりを持つエマらしい装いではあるが、「ユニークで個性的」「久しぶりのレッドカーペットなのに残念」と、賛否は大きく別れている。
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は日本でも2020年3月に公開予定だ。
- 文:原西香(はら あきか)
(はら あきか)海外セレブ情報誌を10年ほど編集・執筆。休刊後、フリーランスライターとして、セレブまわりなどを執筆中