壮絶半生 細木数子の後継者・細木かおりが令和元年の事件を斬る | FRIDAYデジタル

壮絶半生 細木数子の後継者・細木かおりが令和元年の事件を斬る

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「地獄に落ちるわよ!」

確かな的中率と、厳しくも愛のあるアドバイスで六星占術を世に広めた細木数子。「視聴率女王」と呼ばれるほどテレビでも活躍していたが、現在は養子縁組をした姪のかおりを後継者として育て上げ、都内の自宅で隠居生活を送っているという。

細木数子の後継者・細木かおり氏 19歳で結婚した後は専業主婦として生き、現在は3人の子供の母でもある

その後継者・細木かおりがこの度、書籍『母・細木数子から受け継いだ幸福論 あなたが幸せになれない理由』を上梓。知られざる細木数子の姿、そして「なぜ私は幸せになれないの?」と嘆く女性へのアドバイスを綴り、話題になっている。

コワモテとして知られていた細木数子氏だが、かおり氏の前ではこの笑顔
テレビ等でコワモテとして知られていた細木数子氏だが、かおり氏の前ではこの笑顔。あの強気発言の数々は、パフォーマンスであったとかおり氏は言う

さすが細木数子! 仰天エピソードの数々

細木数子の妹の長女として生まれたかおりは、当初シングルマザーの実母に育てられていたが、心配した数子の助言で同居を始めたという。

「曲がったことが大嫌いでスパルタな性格は、プライベートでもそのままでした。だから小さな姪っ子や甥っ子に対してもとにかく厳しくて。それなのに、なぜか私だけ“ばあば”と呼んで懐いていたのです。そこから“ばあば”の私への溺愛は始まりました」(細木かおり氏 以下同)

仕事が早く終わったときは、とにかく早くかおりに会いたくて、高級外車で小学校に乗り付けることもしばしば。

「派手なベンツに乗った細木数子が、派手な毛皮を着て校門の前で私を待っているんですよ。“またあのおばあちゃん来ているよ”と学校では有名な存在でした」

また、ことあるごとにデパートの外商を呼び付け、欲しいものは何でも買い与えた数子。贅沢三昧にかおりさんを育ててしまった挙句、“こんなに贅沢をさせてしまってちゃんと結婚できるのかしら……?” そう心配した数子は仰天の行動に出た。

京都の旧宅に合ったプールで
数子氏が持っていた京都旧宅でのひとこま。庭にはプールがあった

中学2年でお見合い、交際0日婚!

「あなたはこういう仕事のできる男性と結婚しなさい!」

この言葉とともに14歳のかおりさんに紹介されたのは、29歳の男性。

「えっ、さすがに中学生の私には大人すぎるでしょ……。その場は笑ってごまかしましたが、その後も中学生の私に続々と新しい男性を紹介し続けてきたんです。だから自分で相手を選ぶことはできないんだろうな……と、結婚に対して夢も希望も持てないまま学生時代を送っていました」

しかし、結局は中学3年生のときに数子から紹介された男性と結婚することになる。6歳離れたその男性は数子のところに相談に来ていたご夫婦の息子さん。かおりはピンと来ていなかったが、なぜかその後4年間も毎年数子は強烈に薦めてきたそう。

「そんなに“ばあば”が薦めるなら、一度ぐらい食事に行ってみようかな、そんな軽いそんな気持ちで会ってみると、とんとん拍子でことは進み、19歳のときに交際0日で結婚を決めました。人の縁って不思議ですね」

結婚を機に一切の援助が途絶える

「結婚で苦労を覚えなさい」ということをずっと言われてきたので、結婚後は経済的な援助が一切なし。

「このメリハリの利かせ方が細木数子流なのです。結婚後は夫の給料だけで家計をやりくりするため、スーパーでは値引きシールが貼ってある見切り品を手に入れるのが日課でした。子供ながらに“ばあば”の生活水準が普通ではないことを理解していたものの、結婚して自分のお金でやりくりをして初めて、“ばあば”の偉大さに気づきましたね」

もともと占いアンチだったかおり氏も、アシスタントとなり数子氏の鑑定場に立ち会い、喜んで帰るお客様と接する中で心境の変化が生まれた

一方で、お金を持つことの怖さも数子を傍で見ていることで教えられたという。

「裕福な“ばあば”に群がる人々の裏の顔をたくさん見ることがありました。小さいときからそれを目にしてしまい、30歳のときに『後継者になって欲しい』と“ばあば”から打診されたときには心の底から嫌で、拒絶し続けていました」

そして後継者を拒絶し続けたのにはもう一つ大きな理由がある。

「テレビに出始めてから、週刊誌には毎週と言っていいほど“ばあば”のことを悪く言う記事がたくさんでていました。そのときはまだ中学生だったのですが、あることないことが本当のことのように書かれているのを読んで、とても悲しかったんです。もし私が後継者になったら、自分の子供達に私と同じ辛い思いをさせてしまうのではないかと心配しました」

細木数子が六星占術に込めた思い

「六星占術は中国に古くから伝わる統計学を細木数子がアレンジしたもの。自分も商売をやっていて、事業が“成功する人”と“失敗する人”では何が違うのだろう? と思ったことがきっかけで編み出したといいます」

どんなに頑張ってうまくいかず、若い頃にお金で苦労した数子が注目したのは“人生のタイミング”。

「人生には良い時期と悪い時期が誰にでも存在するのです。良い時期に何かを始めれば努力以上の結果が手にでき、悪い時期に始めたことは成功しづらい。誰にでもそのタイミングは巡ってくる。その人生のリズムを知ることが六星占術なのです」

人の幸せや成功を願って作り出した六星占術。数子は弟子を取っていなかったので、かおりが継承しなければ途絶えてしまう……本当にそれでいいのだろうか? そう悩み抜いたかおりは、戸籍上も、また六星占術でも“ばあば”の後継者となる決心をした。

「占いにハマる女”は幸せになれない!」

占術家として活動をしているかおりからの衝撃的なメッセージが、本の1章にもなっている「占いにハマる女は幸せになれない」という強烈なもの。思わず二度見してしまうほどのインパクトがある。

「私の元にはたくさんの女性が『どうして私は幸せになれないのですか?』と相談に訪れます。でも、その方たちに話を聞いてみると、占い以前の問題がとても多いのです」

「幸せを感じられていない女性には特徴がある」と断言するかおりさんは、この書籍の中でその実例を挙げながら、ズバッと「幸せになれない理由」を指摘している。その中でも一番の初歩的問題が「占いにハマる女」なのだそう。

「占いに依存している女性の特徴は、人に幸せを委ねていること! 占いは、問題を解く方法を教えてくれるわけでも、人生を楽に生きるための参考書でもありません。私は占いを人生の『羅針盤』として活用してもらいたいという気持ちからこの本を書きました」

いくら信用している占いだからといって、その効力を過信することなく自分の人生は自分で切り拓くもの。その他にも「酒の勢いで股が緩む女」「毎朝ギリギリまで寝ている女」「ダメ男を掴む女」などドキッとするタイトルが続き、大切なことに気付かせてくれる内容がたくさん詰まっている。

2019年のお騒がせニュースをメッタ斬り!

せっかくなので、六星占術を使って、2019年に話題になった数々のニュースをかおりに斬ってもらった。

小泉進次郎と滝川クリステルの相性
小泉さんは元々家庭運にあまり恵まれていない水星人(-)、滝川さんはとにかくプライドが高い火星人(-)。そんな二人が結婚してもうまくいくはずがないのですが、離婚はせず仮面夫婦として生活していく可能性があります。

山里亮太と蒼井優の相性
天王星人(-)霊合星人の山里さんと火星人(-)の蒼井優さん。山里さんは零合星人なので【達成】【減退】がミックスされる時期、蒼井さんは【立花】。二人とも良い星周りのときに結婚されているので、タイミングはとても良いですね。結婚するときの運勢はその後の結婚生活にも強く影響を与えるので、時期はとても大切なのです。でも、問題は来年! 山里さんは【乱気】【停止】といって大殺界のど真ん中、蒼井さんは【健弱】という小殺界に入ります。お互いの運気の悪いときにはケンカも増えるので、来年は試練の一年になりそうです。

沢尻エリカさんの薬物事件
沢尻エリカさんは【緑生】という好運気に「別に」の発言でバッシングされたり、今回のように薬物で逮捕されています。この【緑生】の時期は、大殺界のときに私利私欲や快楽に走った行動の結果が出て、油断しているとポキッと折れてしまうことが多い。『4WD不倫の原田龍二さん』『ゲス不倫の宮崎謙介さん』も【緑生】のときに事件が発覚しているのです。

徳井義実さん税金問題
私が2月に『しゃべくり007』に出演したときに徳井さんを直接鑑定しているのです。そのときに「早く結婚しないと大変なことになりますよ!」と忠告したのですが……。火星人の徳井さんは、ベースとなる家庭をしっかりと作っておくことが大切。しっかりとした家庭を築いてさえいれば、仕事も頑張れるのです。早く身を固めて、また芸能界で活躍してもらいたいですね。

六星占術の継承者として活動をスタートさせた細木かおり。今後の活躍から目が離せなさそうだ。

 

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  • 取材・文西村真紀

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