パワハラ騒動ジャガー横田“夫”木下博勝 前兆は5年前の愛人報道
「いずれこうなると思っていましたよ」
そう語るのはあるテレビ局関係者だ。女子プロレスラー・ジャガー横田の夫で、医師の木下博勝氏に“パワハラ疑惑”が浮上している。
「週刊文春デジタル」が報じたもので、木下氏が8月末まで勤めていた「医療法人社団 颯心会」で、准看護師Aさんに対し2年間にわたって罵声を浴びせたり、暴力をふるうなどの壮絶なパワハラを繰り返していたようだ。Aさんによれば、木下氏の日常的なパワハラにより、颯心会のスタッフは次々と辞めていったとのことだ。
これに関して木下氏は12月19日に報道各社へファクスを送り、文春の報道について「事実と異なる点が多数あります」と反論。Aさんに対し「言葉で注意することはありました」と叱ったことは認めたが、暴行については「そのような記憶はありません」と否定した。
テレビで見る木下氏は気弱で恐妻家のイメージだが、私生活では「超」の付く亭主関白。芸能界でも「あの夫婦はテレビとそうでない時では正反対」(同・テレビ局関係者)と評判だった。
振り返れば、木下氏の“ヤバさ”が垣間見えたのは5年前。「FRIDAY」で“愛人報道”が飛び出した時だ。
沖縄在住の女性と月額約20万円で愛人契約を結び、彼女に対し、
「男の子を産んでほしい。ただし、医者にさせるのが条件。そのための学費は全部出すから、マスコミには黙っておいてほしい。僕が死ぬときは、僕の子供だという文書を遺すから」
などと話していたという。この時も木下氏は「全くの事実無根」と全否定。証拠として同誌に掲載されたLINEメッセージも所属事務所は「つぎはぎで物語を捏造している、木下が送ったものではない文章もある」と主張した。
「妻のジャガーさんが直撃取材に涙ながらに『旦那を信じています』と答える姿が印象的でした。結局、5年前の愛人疑惑の時は木下サイドが各局に『事実無根』と強硬に主張し、木下さん自身もこの件には一切触れませんでした。時が経てば、ほとぼりが冷めるだろうという考え。都合の悪いことは所属事務所に任せ、みずからの口で説明することは絶対にしないのです。高圧的な態度は臆病の裏返しでもあります」(スポーツ紙記者)
それが功奏し、何事もなかったかのようにその後も『情報ライブ ミヤネ屋』や各局バラエティ番組に出演。最近では息子の大維志くんの中学受験に『スッキリ』(共に日本テレビ系)が密着し、話題に。3月には『父と息子VS.母のお受験バトル 偏差値40台からの超難関中学への大挑戦』(祥伝社)も出版された。出版関係者はこう話す。
「この本の著者はジャガーさんですが、木下さんは『俺の力で出せた』と、自分の手柄のように語っていたそうです」
そんな木下氏だが、今回ばかりは自身のキャリアに大きな傷を残しそうだ。前出のテレビ局関係者が話す。
「“タピオカ店騒動”の木下優樹菜さんと同じくらい、好感度が急降下している。このため番組に起用すれば、視聴者からクレームが殺到する事態が予想される。これまでコメンテーターとして“パワハラ問題”についても語っていたのも、特大ブーメランになりそう。しばらくはメディアからお声がかかることはないのではないか」
もはや記者会見を開き、自分の口で説明するしか手はないように思えるが……。
- PHOTO:原一平(ジャガー横田)