沢尻エリカ、ピエール瀧、キャリア官僚ら「違法薬物の現場」
まさに“違法薬物の年”となった2019年。スクープ写真で振り返る
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沢尻エリカ ’19年11月16日逮捕

違法薬物で逮捕される人間が後を絶たない――。
’19年に逮捕された芸能人で一番記憶に新しいのは、女優の沢尻エリカ被告(33)だろう。彼女は現在、都内の大学病院に入院し治療を受けている。
麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたピエール瀧(52)は、出演中だった大河ドラマ『いだてん』を降板。裁判では懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けたが、その際に、裁判長から5分間にわたる「人生」についての説諭を受けたことも話題となった。
大麻所持で懲役6月、執行猶予2年の有罪判決を受けた元『KAT‐TUN』の田口淳之介(34)は、’19年11月に新曲をリリース。12月にはライブも開催し、着実に復帰への道を歩み始めている。
その他にも、’19年は東大卒の経済産業省キャリア官僚が覚醒剤密輸で逮捕され、国家中枢さえもドラッグに汚染されていることが明らかになった。
著名人やエリート官僚が次々と違法薬物で逮捕される現状について、元厚生労働省麻薬取締部の高濱良次氏はこう語る。
「’18年に大麻で検挙された人数は約3500人で、5年間で倍以上に増加しています。背景には世界的に娯楽用大麻の解禁が進み、大麻への意識的なハードルが低くなったことが挙げられる。いま我々の周りでは、誰が吸っているかわからないほど薬物が蔓延しているのです」
違法ドラッグは日本を蝕み、取り返しがつかないほど広がりつつあるのだ。

ピエール瀧 ’19年3月12日逮捕


東大卒 元経産省官僚 ’19年4月27日逮捕

元『KAT-TUN』田口淳之介 ’19年5月22日逮捕

『FRIDAY』2020年1月10・17日号より
撮影:蓮尾真司 高塚一郎