IR疑惑だけじゃない! 逮捕・秋元司議員が受け取った怪しいカネ

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’19年4月のパーティにて。秋元議員は怪紳士(右)を「これからの日本を担う人物」などと持ち上げていたという

「秋元議員に〝最悪のクリスマスプレゼント〟を送るべく、特捜部は入念な準備をしていました。’19年12月19日に家宅捜索が行われましたが、議員会館の事務所にガサ入れするのは極めて異例。あの時点で、賄賂の証拠固めは済んでいたと見られます」(全国紙司法担当記者)

カジノ利権の闇が、ついに暴かれた。自民党・秋元司衆議院議員(48)の関与が明らかになったのは、日本でのカジノ事業参入を目指す中国企業が、数百万円ものカネを不正に国内に持ち込んだ外為法違反事件。東京地検特捜部は、当時IR担当副大臣だった秋元議員が中国企業側から現金300万円の賄賂を受け取ったとして、収賄容疑で逮捕した。

かねてから秋元議員には、〝黒い噂〟が絶えなかった。

「秋元は永田町では珍しい大東文化大の出身で、小林興起元衆議院議員の秘書から代議士に成りあがった。秘書時代から『カネ集めは抜群に上手い』と評判でしたが、怪しい連中から集めたカネではないかと噂されていました。当選してからも黒い交際は絶えなかったようで、’19年の夏に助成金詐欺でコンサルタント業者が逮捕された際にも、その名前は取り沙汰された。そのコンサルタントを通じて、政治資金パーティのチケットを売りさばいていた、と報じられたのです」(自民党ベテラン秘書)

秋元議員の怪しい人脈は、本誌の取材でも明らかになっている。’19年4月に東京・代官山で開催された「怪紳士のギャラ飲みパーティ」(本誌8月23・30日合併号)。実はこのパーティに、秋元議員が参加していたのだ。

「実業家を名乗るX氏が開いたパーティで、『T‐BOLAN』の森友嵐士や西武二軍監督の松井稼頭央、アントニオ猪木、元『東方神起』のジェジュンなど、各界の著名人が参加していた。秋元議員はX氏とともに壇上にあがって記念撮影をしただけでなく、スピーチまで披露していました。X氏は、『JOBコイン』という仮想通貨のオーナーも自称しており、パーティはその宣伝のためでもあった」(X氏の知人)

しかし、X氏の事業はほとんど実体がなく、「JOBコイン」も暴落を続けている。X氏の事業への出資者のなかには、詐欺事件として刑事告訴を検討している人もいる。

しかも、だ。このパーティに参加した著名人には、「お車代」という名目で謝礼まで出ていた。いわゆる「ギャラ飲み」だったのである。パーティの内情をよく知る関係者が言う。

「有名人にはそれぞれギャラの額が決まっていて、一番高い人は30万円。以下、20万円、10万円、5万円と続く。私は『ギャラリスト』をこの目で見たので、間違いありません。ギャラはX氏の部下が封筒に入れ、帰り際に資生堂パーラーのお菓子と一緒に渡していました」

実際、本誌の取材に回答した著名人は、「お車代」もしくは別の形で「ギャラ」を受け取ったと正直に答えた。だが秋元議員は、本誌の質問書に堂々とこう返答したのだった。

「秋元は著名人扱いではなく、お車代はありませんでした。(X氏の)コイン事業はまったく存じ上げておりません」

他の著名人が謝礼を受け取ったと回答しているのに、政治家が何の〝土産〟もなく面識のない相手のパーティに出席することがあるのだろうか。ちなみに、秋元議員は件(くだん)の外為法違反事件に関しても、自身のSNSで「潔白」を主張していた。政治ジャーナリストの角谷浩一氏が語る。

「いわゆるパチンコ議連や仮想通貨議連に名を連ねるなど、秋元議員は自分がのし上がるためなら何でもするタイプの政治家です。実力者に取り入るのも上手いので、中国企業は彼を大物代議士とのパイプ役にしたかったのでしょう。特捜部の捜査の手がどこまで伸びるかはわかりませんが、芋づる式に関与した議員が明らかになれば、安倍政権の終わりの始まりになるかもしれません」

カジノ利権に絡む腐敗は、どこまで広がっているのか。

12月19日、地元(江東区)と議員会館の事務所を特捜部が家宅捜索。7日には元秘書の自宅も家宅捜索した

『FRIDAY』2020年1月10・17日号より

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