これが鈴木誠也&千賀滉大の「市場価値」 五輪効果で高騰必至!
広島の鈴木誠也(25)にとって、’19年は公私とも最高の年だった。
打率.335で初の首位打者に輝き、国際大会『プレミア12』でも侍ジャパンの4番として大爆発。打率と打点、得点の三冠王に輝く活躍で、世界一に貢献した。
オフには本誌がお泊まり愛をスクープした新体操美女の畠山愛理(25)と入籍。
その後、行われた契約交渉では、野手として球団歴代最高額となる年俸2億8000万円(推定)で更改するなど、文字通りバラ色のオフを送っている。
「いえいえ、誠也が幸せ気分に浸っていたのは奥さんとハワイで挙式した数日間だけでしょう。帰国後は愛の巣から広島に向かい、自主トレしていたそうですから。一軍の試合に出始めた’15年ごろなんて、エラーしたのが悔しくて泣き、チャンスで打てなくては泣いて猛練習。日本シリーズで敗退した後も、球場に居残って真夜中まで打ち込んでいました。もう試合はないのに(笑)。傑作なのは丸佳浩(現巨人)に弟子入りしたエピソード。丸は左打者だし、打者としてのタイプも違うから『なんで丸なの?』と聞いたら『選球眼がいいところを見習いたい。自分はあれもこれも一気にできないので』と言う。丸は〝選球眼の師匠〟だというんです」(ベテラン記者)
打撃開眼した’16年のシーズン前に弟子入りしたソフトバンク・内川聖一(37)はさしずめ、“ミートの師匠”か。愚直に、しかし着実に進化を続けた先に’19年の大活躍があったのである。
東京五輪でも4番を任されるであろう鈴木の市場価値は着実に高まっている。
「2億8000万円を勝ち取った件の契約更改、なんと2時間近い異例のロング交渉だったんですよ。『ポスティングについて話してたの?』という記者の問いかけに誠也は『察してください』と一言。近い将来のメジャー挑戦について相談したと見て、間違いない。本人もトークショー等で興味があると言っていたし、メジャーのスカウトもチェックしています。まだ25歳と若いし、守備もいいから、筒香嘉智(レイズ)の2年13億円を上回る高値が付くでしょう」(夕刊紙デスク)
その鈴木をはるかに凌ぐ高値が付きそうなのが侍ジャパンのエース、千賀滉大(26・ソフトバンク)だ。
メジャーの極東担当スカウトは「すぐにでもセンガを連れて帰りたい。金額は青天井だよ」と嘯くのだった。
「最速161㎞の剛速球も魅力だが、最大の魅力はあのフォークボールだね。メジャーで成功している日本人投手は皆、落ちるボールを持っている。落差の大きいセンガのフォークは間違いなく、通用する。ヤンキースのマサヒロ・タナカの年俸24億円がひとつの基準となるだろう」
問題はソフトバンクがポスティングシステムによるメジャー挑戦を「認めない」と明言していること。千賀が海外FA権を取得するのは’22年と、かなり先だ。
「千賀は育成契約出身。ガリガリだった1年目、毎日腹筋1000回なんてムチャなメニューを課されても『僕は注目されてプロに入った人間じゃない。とにかく、やるしかない』と乗り越えてきた。ソフトバンクの大エースとなってからもアメリカにダルビッシュ有を訪ねて合同トレーニングをしたり、楽天のエース・則本昂大に弟子入りしたりと研究熱心なのは、『自分は底辺から這い上がった人間』という精神が現在も根っこに残っているからでしょう」(球団関係者)
東京五輪で圧巻のピッチングを見せ、田中将大を凌ぐ「価値」を得られたならば、ファンや関係者の外圧によってメジャーへの道は開けるかもしれない。
『FRIDAY』2020年1月10・17日号より