最右翼のロッテも難色 元阪神・鳥谷“移籍先が見つからない理由”

  • Facebook シェアボタン
  • Twitter シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
’16年1月の兵庫での自主トレの様子。鳥谷は阪神一筋16年。’11年には最高出塁率のタイトルを獲得している

阪神を退団した、レジェンド・鳥谷敬(38)の移籍先が決まらない――。

本人は昨年末にカンテレ『こやぶるSPORTS 大忘年会SP』に出演し、厳しい現状への心境を吐露した。

「他の球団から声がかかるのを待っている状況。当然、声をかけてもらえればそこでやりますし、声がかからなければ辞めるという感じです。(中略)身体が動かなくなればできないし、辞めるという選択肢になるんですけど……。まだ身体が元気なので。元気なうちはやりたいなという思いはありますね」

昨季限りで阪神を退団した直後は、複数の球団が獲得に名乗りを上げるのではと言われていた。

「最有力だったのがロッテです。鳥谷は同じショートを守り走攻守3拍子揃った井口資仁監督を慕い、早大時代から(井口監督が現役時に在籍していた)ダイエーの春季キャンプに参加。プロに入ってからも毎年、沖縄でともに自主トレをし食事にも頻繁に行っていました。井口監督も『若手の見本になる』と、鳥谷を高く評価しています。ただロッテのフロントは安田尚憲や平沢大河、藤岡裕大など、若手の内野手を育てる方針です。井口監督も、若返りを図る球団に逆らってまで鳥谷を獲得するワケにはいきません。内野手が手薄と言われるDeNAも獲得に名乗りをあげるのではと言われましたが、球団幹部はハッキリと『可能性はゼロ』と明言しています」(スポーツ紙記者)

状況が急展開する可能性もないワケではない。過去には、春季キャンプ後に巨人と契約した上原浩治の例もある。

「ただ、上原と鳥谷とでは背景が違います。上原にとって巨人は古巣。メジャーで実績を残した功労者に花道を与えようという、球団の恩情もありました。一方、鳥谷の古巣・阪神が獲得に乗り出すとは考えづらい。昨季、戦力外通告したばかりで再獲得すれば、球団の編成方針自体がゆらいでしまいますから」(球団関係者)

なぜ2000本安打を達成した鳥谷ほどの実績のある選手に対し、各球団は獲得へ二の足を踏むのだろう。

「条件面で折り合わないようです。鳥谷は年俸など、金額に関して多くを要求していません。ただ年間何試合以上出たい、常に一軍にいたいというようなオプションを考えているとか。’14年オフに海外FA権を取得した時も、複数のメジャー球団からオファーがあったそうですが、条件面で折り合わなかったと言われています。獲得するにはハードルが高いというのが、各球団の本音だと思います」(前出・記者)

阪神で4番を務めた、野球評論家の広澤克実氏が語る。

「まだ一軍でやれるという自信はあるのでしょうが、この時期まで移籍先が決まらないということは、現役続行は相当厳しいと思います。獲得意志のある球団でも、活躍する前から条件を要求されたら二の足を踏むでしょう。条件をつけるにしても、『活躍できたらこうしてほしい』と話すべきです。独立リーグでオファーを待つという選択肢もありますが、鳥谷ならこのまま潔く引退する可能性もあると思います」

あくまでプロでの現役続行を希望し、ハワイなどで自主トレを続けている鳥谷。引退という厳しい現実が、徐々に現実味を帯びてきている。

  • 写真時事通信社

Photo Gallary1

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事