ポスト・原辰徳として開幕前から取りざたされる「ビッグネーム」 | FRIDAYデジタル

ポスト・原辰徳として開幕前から取りざたされる「ビッグネーム」

「落合は監督として呼べんのか」という鶴のひと声も!? 識者が匿名で語る各球団最新動向

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V奪回を成し遂げ、原辰徳氏の威光はさらに強まった。編成のほか、球団スタッフの動向にも目を光らせているという
V奪回を成し遂げ、原辰徳氏の威光はさらに強まった。編成のほか、球団スタッフの動向にも目を光らせているという

スポーツ紙デスク  まだ開幕もしてないのにもう「ポスト原辰徳」の名前が挙がり始めているね。

夕刊紙記者 二軍監督の阿部慎之助(40)でしょう?

民放野球担当ディレクター 打率.297、7本塁打とまだまだ現役でやれそうな阿部が球団の引退勧告を飲んだのは、「将来の監督就任」含みだったからと言われていますよね。ただ、原さんの契約は2年残っているし、まだ先の話でしょう?

デスク 原さんは〝鬼軍曹〟として売り出し中の元木大介コーチ(48)をワンポイントで挟みたいみたい。ヘッドコーチに昇格させたのは期待の表れでしょう。

スポーツライター  ワンポイントといえば、巨人はとんでもないビッグネームを用意していると聞いたよ。

 記者 松井秀喜(45)ですか?

ライター  落合博満(66)だよ。

デスク マジすか!

ライター  中日の渉外担当をしていた友利結(ともりゆい)氏(52)が切られるや、すかさず巨人が拾って編成本部の海外スカウトに据えた。その際、友利氏を通じて落合の参謀・森繁和さん(65・前中日SD)に「アドバイスしてほしい」と協力を求めたというんだ。友利氏も森さんも吉本興業の所属。巨人と吉本の関係は良好だからね。

ディレクター  渡邉恒雄・読売新聞グループ本社主筆(93)が「落合は監督として呼べんのか?」と言っていたというウワサ、聞いたことあります!

デスク 昨年、シーズン中に警視庁が原さんに近い人物の自宅にガサ入れするらしいという情報が駆け巡り、メディアが右往左往したことがあった。万が一、シーズン半ばで引責辞任なんて事態が起きたら、元木や阿部じゃカバーできない。落合は〝保険〟という意味合いだろう。

ライター  友利氏が巨人に移った後、東京・月島の居酒屋に落合さんと森さん、友利氏ら〝落合一派〟が集まったらしい。ひょっとして決起集会?(笑)

記者  阪神の大物、鳥谷敬(38)は移籍交渉が難航し、越年してしまいました。

ディレクター 当初は本人も「来季はロッテ、日ハム、DeNAあたりでプレーしているんじゃないですか」と知人に話すなど、楽観視していました。ところが、初動の段階で代理人が「出場機会を確約してくれ」とか「年俸1億円くらいはほしい」と持ち掛けたらしく、興味を示していた球団の心象を悪くしたようです。

記者  巨額契約に執着することで有名な剛腕代理人、スコット・ボラスの事務所ですからね……セカンドの山田哲人(27)のFA移籍に備えて、ヤクルトが食指をのばすという声もありますが、最後は親交のある千葉ロッテの井口資仁監督(45)頼みになるのでは?

デスク  ヤクルトといえばドラフト1位ルーキーの奥川恭伸(やすのぶ)(18)が開幕投手を任される可能性があるぞ。高津臣吾新監督(51)はドラフト直後から「近くに置いて見たい」と言って、奥川の一軍キャンプ帯同を匂わせていた。ヤクルトは先発陣が壊滅状態だから、キャンプ、オープン戦と順調にいけば、十分に狙える。

ライター  入団交渉の際に「ローテーションに入るつもりで、しっかり身体を作っておくように」と詳細なトレーニングメニューが書かれたメモを渡したらしいから、マジで開幕を考えていると見たね。

デスク  広島の佐々岡真司新監督(52)は「性格が優しすぎて監督に向いていないのでは?」と心配の声が上がっている。

記者  横山竜士投手コーチ(43)が「佐々岡さんが怒らないから僕が怒ります」とフォローしていました。緒方孝市前監督もその前の野村謙二郎さんも鉄拳制裁を辞さない厳しい人だったから、ガラッと変わるのはどうか。「選手はすでに緩んでいる」と危惧するチーム関係者もいます。

メジャー断念でも笑顔のワケ

ディレクター  契約更改ではソフトバンクが話題をさらいました。スタメン全員が年俸1億円オーバー。主砲の柳田悠岐(31)はメジャー挑戦を断念し、あらたに7年の大型契約を結びました。

記者 ソフトバンクはポスティング制度によるメジャー挑戦を認めないから、年齢的に諦めたのかと思いきや、ヒザの状態が悪いみたいですね。全盛期のようには走れなくなったから断念した、と。

デスク  それでも今季の年俸は現状維持の5億7000万円プラス出来高。実際には7億円だという関係者もいるんだから、ソフトバンクは太っ腹だよ。そういや、契約交渉の担当者と一度も会わず、書類のやりとりだけで更改した選手もソフトバンクだったな(笑)。

記者  上林誠知(うえばやしせいじ)(24)ですね。トレーニングが忙しくて、球団事務所に顔を出す時間が取れなかったらしいのですが、上林って11月~12月まで球団施設で練習していたんですよ。いくらでも顔を出すチャンスはあったはず。上林はイチローマニアで「イチローさんは『教科書に当てはまらないように生きていきたい』と話していた。僕も他人と同じなのは好きじゃない」と言っていたけど、チーム内で浮かないか心配です……(笑)。

ディレクター 横浜高&西武の新旧エース、松坂大輔(39)と涌井秀章(33)が揃って新天地へ移籍。両者とも背番号は「16」となりました。

ライター 松坂は肩にヒジに股関節とまさに満身創痍。その経験を活(い)かして後輩に的確なアドバイスができる。去年は戦力になれなかったからボロカスに言われてるけど、小笠原慎之介(22)を筆頭に中日の若手投手には信奉者がたくさんいた。経験を言葉にする力は西武でも発揮されるはず。何より西武にとっては営業的なメリットが大きい。

デスク  松坂の西武入りは既定路線だったけど、涌井の放出は驚いたね。

ディレクター 井口監督が評価してないんですよ。クセが強くて扱いづらいうえに往年の球威も制球力もない。涌井は涌井で、前監督の伊東勤さん(57・中日ヘッドコーチ)に誘われたからロッテに行ったわけで、伊東さんが去ってからは居心地も良くなかったでしょうし、海外FAでメジャーに行こうとして獲り手がなくて出戻った、という経緯もある。ロッテでは戦力外に近い評価だったんです。

 ライター 厄介払いできたうえに2億円のトレードマネーまでついて、ロッテは万々歳だな。ドラフトで佐々木朗希(ろうき)(18)を引き当てるわ、FA補強では福田秀平(30)と美馬(みま)学(33)の両獲りに成功するわ、ストーブリーグの覇者は千葉ロッテで決まりだな。

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『FRIDAY』2020年1月24日号より

  • 写真時事通信社

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