3人の母親 熊田曜子“出産後18kg増”ママドルの逆境克服術 | FRIDAYデジタル

3人の母親 熊田曜子“出産後18kg増”ママドルの逆境克服術

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フジテレビでの番組収録後、インタビューに答えた熊田曜子。取材は1時間におよんだ
フジテレビでの番組収録後、インタビューに答えた熊田曜子。取材は1時間におよんだ

「近々38冊目の写真集を出します。グラビアアイドル個人では、最多なんじゃないかな。現在ギネスに、『グラビア写真集の世界記録』として申請中なんですよ。娘たちが大きくなって『ママ、もう辞めたほうがいいんじゃない』と言われるまで、グラビアの仕事を続けようと思っています」

こう語るのは、グラビアアイドルの熊田曜子(37)だ。’01年に19歳でデビューしてから19年。’12年に一般男性と結婚し3人の女の子を生んだ現在でも、現役として精力的に活動している。熊田は30歳を超えた頃から、毎回「これで最後」という覚悟で撮影に臨んでいるという。グラビアという華やかな世界に身を置いても、タレントはポージングや体型維持のために愚直な努力を続けている。以下はグラビアママドル熊田の、知られざる苦闘だ――。

熊田が芸能界を目指したのは、高校生の時だ。

「井川遥さんに憧れていました。パーフェクトなスリムボディに魅了されたんです。よくグラビアアイドルは女優になるためのステップと言われますが、私は違います。芸能界でグラビアをやりたかった。デビュー直後は、佐藤江梨子さんを目標にしていました。サトエリさんの写真集を2冊買って、1冊は常に持ち歩き時間が空くたびに見ていたんです。もう1冊はページを切り取り、自宅の部屋の壁や天井に貼り付けていました。ベッドに寝転がり写真を眺めながら、『どこから見ても美しいポージングをとるには、どうしたらいいんだろう』とずっと考えていたんですよ」

グラビアは肌を見せる仕事。人前で水着姿になることに、違和感はなかったのだろうか。

「ありましたよ~。デビュー直後は胸の谷間がガッツリ開いたセクシーな服で、各出版社へ挨拶回りしていました。父親のような年の編集長に胸をジロジロ見られたりして、もう恥ずかしくて……。水着の撮影も最初は苦手でした。数十人のスタッフが集まる現場で、肌を露出しているのは私だけ。撮影の時はコンタクトを外し、わざと視界をボカして周囲を気にしないようにしていました。人前で脱ぐことに慣れたのは、20回ほど撮影を経験してからですね」

“完全母乳”でダイエット

3人の子どもを産んでも20代と変わらないスタイルを維持している熊田。最近は肉や白米ではなく煮物などを食べることが多いという
3人の子どもを産んでも20代と変わらないスタイルを維持している熊田。最近は肉や白米ではなく煮物などを食べることが多いという

風邪をひいた状態で寒い屋外で肌を露出させ、撮影後にダウンし寝込んだこともある。それほど気合いを入れて仕事をこなしていた熊田が、大きな転機を迎えたのは出産後のことだ。

「一人目を生んだ直後は大変でした。育児本を大量に買い込み読み漁ったんですが、やることが多すぎてテンパってしまった。一日に太陽の光を浴びさせるのは何十分、栄養の高いご飯を作るための食材はこれと、本に書かれたことを完璧にこなそうとして育児ノイローゼ1歩手前の状態になってしまったんです。夜は夜泣きやお漏らしで2~3時間おきに起こされ、出産後は一晩通して眠れたことがありません。常時、睡眠不足ですよ。そんな時に、助けてくれたのが主人でした。育児日記をつけようか悩んでいる時、ボソッとこう言われたんです。『そんなにやらなくていいんじゃないか』と。力が抜け、ちょっとがんばり過ぎたなと反省しました。以来、義理の父母や母にも育児を任せるようにしています」

困ったのが体型の変化だという。体重が急激に増えたのだ。熊田は体重計に乗って仰天。出産前より長女の時は16kg、次女が14kg、三女で18kg太っていた。

「ダイエットしたくても育児に仕事に忙しく、エステやジムに行くヒマがありません。そこで私が心掛けたのが“完全母乳”です。ミルクなどを一切使わず、母乳だけで育てるんですよ。完全母乳なら、一日で700キロカロリーも消費します。母乳は子どもの健康にも良いので、一石二鳥なんです。ただ乳で胸が張って、2人目を生んでしばらくすると人生最大のJカップになっていましたが……。あまりにも胸が張って痛い時には、専用の小型マシンをつけ自動で乳を吸い上げさせています。ジムに行けない分、家庭ではなるべく身体を動かすようにしていますね。例えば洗濯物を干す時は、子どもを抱っこしながら『パパのTシャツひらひら~』と言って、大げさに動くんです。座ってゆっくり食事をとるヒマもありません。妊娠で膨らんだお腹をへこませ良い姿勢を保つために、下腹に力を入れるようにもしています」

子どもの世話のため、泊りがけの仕事はできない。2年ほど前には、沖縄での撮影を日帰りで敢行したこともある。

「育児のために、ほとんどの撮影場所は都内近郊に限られます。3人もいるので、授乳も大変です。ちょっとグズると、授乳ケープ(身体を覆う大きめのマタニティウェア)をかぶり電車の中でも公園でもすぐに母乳をあげています。撮影の合間に授乳したこともあるんです。育児と仕事の両立は正直しんどいですが、世の中のママさんの励みになるようにグラビアは続けたい。イメージは、3人の子どもがいる峰不二子(アニメ『ルパン三世』に登場するグラマラスな美女)ですね」

DVDも59作品出している、グラビア界のレジェンド熊田曜子。自身は20代の頃より「いい具合にゆるくなった今の身体」のほうがお気に入りだと笑う。

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熊田曜子(くまだ・ようこ) ‘82年5月、岐阜県生まれ。19歳の時にデビュー。’12年4月に一般男性と結婚、妊娠していることを発表した。主な写真集に『The GREATEST!!』(講談社)、『gm37』(双葉社)など。最新写真集『情愛』(彩文館出版、松田忠雄撮影)は1月27日発売予定

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