ホッコリ画像 日本人が初めて撮った“世界で唯一の茶色いパンダ”

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掲載した写真を見ていただきたい。

愛くるしい表情で笹を食べるのは、中国中部・陝西省(せんせいしょう)「泰嶺ジャイアントパンダ繁殖研究センター」にいる、オスのチーザイ君10歳(人間でいえば30歳)。でも、どこかおかしい。そう、普通のパンダと違い毛色が茶色なのだ。中国政府によると’85年以降茶色いパンダは5頭発見されたが、チーザイ君は生存が確認される世界で唯一の存在だという。

チーザイ君を撮影したのは、カメラマンの叶悠眞氏。日本人として初めて茶色いパンダを撮るのに成功した。叶氏が語る。

「もともとチーザイ君は、野生のパンダです。生後2ヵ月で母親に育児放棄され、泥だらけでうずくまっているところを近隣の村人に保護されました。村人はチーザイ君の身体を洗ってビックリ。毛色が茶色でしたから。チーザイ君は『繁殖研究センター』に移され、昨年春にメスのパンダと夫婦になりました。9月には3頭の赤ちゃんが生まれましたが、いずれも白黒の通常の毛色のパンダです」

奥さんパンダの色も白黒。どうしてチーザイ君だけ、毛色は茶色なのだろうか。

「『繁殖研究センター』の馬清義院長によると、先祖返りではないかというんです。野生のパンダは陝西省の泰嶺山脈で200頭、南部の四川省で1100頭ほど見つかっています。茶色のパンダが発見されたのは、いずれも陝西省内です。パンダは陝西省で誕生し、南下して四川省に生息範囲を広げたと言われている。今後の研究結果が待たれますが、馬院長は『もともとパンダは茶色だったのでは』という仮説を立てています」

先祖の遺伝子で、今後チーザイ君に茶色い毛色の孫やひ孫が生まれる可能性もある。

  • 撮影叶 悠眞

    '54年、熊本県生まれ。ヘリコプターやセスナなどからの航空写真を得意とする。動物撮影にも積極的に取り組み、上野動物園のパンダ「シャンシャン」は生後間もなくから撮り続けている

Photo Gallary6

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