死ぬまでに行きたい! 「見るだけで涼しい」世界の絶景ベスト5 | FRIDAYデジタル

死ぬまでに行きたい! 「見るだけで涼しい」世界の絶景ベスト5

  • Facebook シェアボタン
  • X(旧Twitter) シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン

稀に見る酷暑をなんとか乗り切ったものの、まだまだ暑い日が続くこの時期。暑さで疲弊した体と心を癒してくれる「見るだけで涼しくなる」絶景を、Facebookページ「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」を運営、 書籍「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」シリーズが累計60万部を突破した、「絶景」のスペシャリスト・詩歩さんに聞いた。 

1 ヴァトナヨークトル氷河の洞窟(アイスランド)

「世界的にも珍しい、氷河の内部が溶け、その中に入ることができる洞窟です。氷河が固く凍っている極寒期にしか見られない絶景。実はアイスランドはその国名ほど寒くはないのですが、それでも氷点下。一面真っ白な氷で覆われた凍てつく大地にぽっかり空いた小さな穴から洞窟に入っていくと、驚くほどの広い空間が広がっています。そして、氷河の洞窟だけど、外気温よりは暖かく、なんだか不思議な感じ(それでもとても寒いけれど)。長い年月をかけて積もった雪が圧縮してつくられる氷河は、太陽光を透過して淡い青色に光り、洞窟内は幻想的な雰囲気に包まれていました」

2 知床の流氷(北海道)

「遠くロシアのアムール川から、長旅の末に流れ着く流氷。その流氷の旅路を想像しながら目で見るのも楽しいですが、『流氷ウォーク』というアクティビティもぜひトライしてみて! 全身を包むドライスーツを着て、海岸から流氷に上陸。滑らないように気をつけながら海へと歩いていきます。勇気があれば、そのまま0度の海水へ飛び込んでもOK! わたしは思い切って飛び込んでみましたが、氷水に飛び込んだような感覚がして全身が固まってしまい、すぐさま氷上へ逃げ出しました(笑)。海中から見る流氷も、陸上から見る形とは違いボコボコしていて、面白いですよ! 運が良ければクリオネにも出会えるそうです」

3 三十槌の氷柱(みそつちのつらら)(埼玉県)

「関東近郊で体験できるおすすめのヒヤリ体験がこちら! 東京から車で奥秩父に到着すると、同じ関東とは思えないほどの寒さ! 東京からマイナス5度くらいでしょうか…。そんな、寒さの厳しい奥秩父では2月前後になると、3箇所で立派な氷柱がつくられます。中でもいちばん立派なのがこの三十槌の氷柱(みそつちのつらら)。荒川河川敷の崖から流れ出る岩清水が凍ってつくられる氷柱は、頭上遥か高い場所から突き出ていて、これが自然の造形か、とびっくり! 川面に映る光景もとても美しいです。地面も凍っていてかなり滑りやすいので、車はスタッドレス、そして靴もすべらないもので行ってください」

4 プリトヴィツェ湖群国立公園(クロアチア)

「ユネスコの世界遺産にも登録されている公園です。一日では見きれないほど広大な森に16の湖が階段状に点在していて、それらの湖を100もの滝が結んでいます。わたしは2日かけて巡ったのですが、新緑の中に滝がこれでもか! というほどあり、マイナスイオンをたっぷり浴びてリフレッシュ! 清涼な空気に、心も体も癒されます。ボートに乗って湖上から滝を間近に見たり、山の上から俯瞰したりと、いろいろな角度から楽しめるのもポイントです。公園内にホテルが数軒あるので、数日かけてゆっくり散策したい方はそちらに泊まるのがオススメ」

5 イエローナイフのオーロラ(カナダ)

「誰しも『一度は見たい』と思う光景、オーロラ。遥か遠く太陽からの電磁波が光のカーテンとなって地球に届く光景は本当に壮大! 私が見に行ったイエローナイフは、オーロラベルト直下のエリアで、3日間滞在すればたいがい見られるという場所。わたしも3日間滞在して、2日もオーロラに出会えました! ただ、訪れた11月は本当に寒く、-20度の中で4時間も待機…。暖房の効いた部屋で待つこともできるのですが、いつ現れるか分からないオーロラ、せっかくだから外で待ちたい! と思い、足の指先の感覚がなくなるまで外で待機していました。しかし、イエローナイフの良さは、冬の極寒期だけでなく、夏(気温15度程度)でもオーロラを楽しむことができること! 極寒がニガテな方はぜひトライしてみて」

夏休み明け、いつもの日常に戻って現実に向き合う毎日。次回の長期休暇に思いを馳せ、旅先の候補に入れてみてはいかがだろうか。

詩歩さんのinstagramはこちら

  • 撮影・文詩歩 「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」プロデューサー

    1990年生まれ。静岡県出身。世界中の絶景を紹介するFacebookページ「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」を運営し、70万以上のいいね!を獲得し話題に。 書籍「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」シリーズを出版し累計60万部を突破。アジア等海外でも出版される。昨今の”絶景”ブームを牽引し、2014年は流行語大賞にノミネートされた。 現在はフリーランスで活動し、旅行商品のプロデュースや企業とのタイアップ、自治体等の地域振興のアドバイザーなどを行っている。2017年には地元浜松市の観光大使に就任。書籍「絶景を旅するシンプル英会話50」(KADOKAWA)9月10日全国書店にて発売(Amazonにて予約受付中)。

Photo Gallery5

FRIDAYの最新情報をGET!

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事