自殺者も…「ランボルギーニ詐欺」MXテレビずさん対応に非難の嵐

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自身が出演する情報番組でランボルギーニ問題に関するテレビ局の対応を非難した安藤優子キャスター(‘15年)

1月24日福岡市西区に停められた車の中から練炭自殺をしたとみられる40代男性の遺体が発見された。男性はTOKYO MX(東京メトロポリタンテレビジョン、通称・東京MXテレビ)で放送された、バラエティー番組『欲望の塊』の企画を担当した人物だ。

15人前後のイケメンホストたちが2000万円相当のスーパーカー「ランボルギーニ」を賞品として勝ち取るため12週にわたって様々な競技に挑戦。1年ほど前に放送された深夜番組だ。

「ホストの参加条件は1人150万円を支払うことでした。しかし現場に行ってみると賞品として持ってくるはずのランボルギーニはなかった。しかも、それだけの大金を集めておいて勝負する競技はトランプや相撲などほとんどお金がかかっていないものでした。優勝したホストは責任者に複数回ランボルギーニを催促したそうですが、その後音信不通になった。“まさかテレビ局が詐欺を?”と不安に駆られたと言います。そしてついに担当者が遺体で発見された。ホストたちは二重のショックを受けているようです」(スポーツ紙記者)

一部報道によると、男性が自殺した車内には「ご迷惑をおかけしました」というメモが残されていたという。この男性は企画会社の社員で、MXの社員ではない。

テレビ番組は局が予算を管理し企画制作する場合と、外部の制作会社などが企画制作しテレビ局に納品する“完パケ納品”の番組がある。今回の番組は後者だった。

しかし放送するテレビ局も台本やVTRをチェックし最終責任を負って放送する。関係者の自殺にまで発展したこの騒動にどう責任を感じているのか。問い合わせしたあるジャーナリストは放送したMXテレビの対応に絶句したという。

「局の担当者の電話対応がひどい。何を聞いてもこちらの言った質問をオウム返しにして“意味が分からない”というような態度を取られた。もしくは“現在調査中”と言葉少なに答えるのみ。では調査結果をいつ発表するのかと尋ねると“え?発表ですか?”と、とぼけて答えない。“人が亡くなっているし大金を支払った人がいるので説明して欲しい”と詰め寄ると、最終的に“電話では答えづらいのでメールでの質問にしてほしい”といわれました。結局メールで複数の質問をしましたが“現在調査中”と簡単に書かれた旨が返信されただけでした」

MXテレビは「放送責任は当社にある」と認めたがこの管理能力の欠如は同業者でも信じられないようだ。1月22日放送『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)で、安藤優子キャスターは、

「失礼を超えていますよね。テレビ番組はこんなにデタラメに作られていると思われると、私たちもすごく迷惑」

と不快感を露わにした。

「参加者から合計2000万円以上を徴収しておいて、何も支払わずに1年も放置するというのは詐欺と言われても仕方ない。こんなテレビ局は今までに聞いたことがありません。完パケ納品と言っても、普通は、局のプロデューサーが1人担当について、本当に成立するのか企画段階で精査するものです。結果的に外部の企画会社が払わないのであれば、テレビ局として肩代わりするのが当然でしょう。参加者に非はありませんからね。こんなずさんな対応では、非難の声が上がるのは当たり前ですよ」(他局のテレビ関係者)

歯に衣着せぬワイドショーのコメンテイターや、類を見ない斬新な企画でこれまで注目を浴びていたMXテレビ。それは最低限のルールを守って初めて評価されるものではないだろうか。

  • PHOTO西 圭介

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