IR汚職で逮捕 秋元司議員“支援者に送った2月の勉強会案内状”

東京拘置所にいる秋元議員が勉強会の案内を送った。だが本人が保釈され会に出席できる可能性はきわめて低い

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逮捕前から一貫して無実を主張している秋元司議員。勾留期限が切れれば、即保釈申請をする可能性が高い

葛飾区小菅にある「東京拘置所」の暗い独居房のなかから、秋元司衆議院議員(48)が「無実」を叫び続けている。

秋元議員が収賄容疑で逮捕されたのは昨年12月25日だが、年明け早々、支援者に向けて〈一切不正には関与しておりません〉と書いた手紙を送達。さらに1月下旬には、こんな驚きの文書まで送ってきたという。5年ほど前から秋元議員と親交のある支援者が証言する。

「いやぁ、びっくりしました。自宅に封筒が届いたので開けてみると、『昼食勉強会』の案内状だったんです。日付を見てみると、2月12日の12時から開催、とある。秋元議員は当選以来、毎月1回、支援者を集めて昼食勉強会を開いていたんですが、この状況になっても同じように開催する気なんですかね……」

その「案内状」の現物が、3枚目の写真である。講師として呼ばれている経済評論家の上念司氏に話を聞いた。

「私と秋元君は30年来の友人なのです。私が中央大の4年生だったとき、秋元君は大東文化大の1年生だったんですが、互いに弁論部に所属していたのが縁で知り合いました。以来、先輩後輩として付き合いが続いており、彼の勉強会にも年2~3回は講師として参加しています。今回の件は2~3週間前に秋元君の秘書から連絡がありました。私の講義が人気だからなのか、それとも、こういう状況で引き受けてくれるのが私だけだったからかもしれません(笑)」

現役官僚を頻繁に呼んでいた

 確かに、1月14日に再逮捕された秋元議員の勾留期限は2月3日だったが、同日に収賄罪で追起訴され、まだ保釈は認められていない(2月6日現在)。はたして本人の希望通り昼食会を開けるのか。元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士が語る。

「勾留満期に伴い、収賄罪で起訴されるのは間違いありません。秋元議員は弁護士を通じてすぐに保釈申請をするでしょう。仮に認められても、検察は不服申し立てを行うはずで、裁判所が結論を出すには2~3日かかる。保釈金も支払わなければならず、しかも裁判所は保釈金を平日しか受け取りません。もろもろ勘案すると、12日昼の昼食会に出られるかは微妙です」

昼食会開催が危ぶまれる理由は他にもある。それはズバリ、秋元議員に浮上している再々逮捕の可能性だ。IR議連に名を連ねる自民党中堅議員が言う。

「一連のIR汚職について、いま議連内で噂されているのが、官僚の関与です。というのも、秋元は自分の勉強会に頻繁に現役官僚を呼んでいましたからね」

実際、秋元議員は昨年12月18日、自身のツイッターに、現役官僚を講師として昼食会に呼んだと投稿。前出の支援者も「昼食会にはたびたび現役官僚が来ていた」と証言している。今後の捜査によって、秋元議員とのつながりの深い「トモダチ官僚」が明らかになり、なおかつカネが流れていたことが発覚すれば、再々逮捕も十分にあり得るのだ。

政治ジャーナリストの角谷浩一氏が語る。

「特捜部はいま、秋元議員の交友関係を徹底的に洗っています。当然、昼食会で講演した官僚にも接触している。どんな縁で出席したのか。講演料は受け取ったのか。うまく説明できない官僚も出てくるでしょう。地盤も看板もない秋元議員が、筋の悪い連中と付き合ってカネを集めていることは有名だった。何の利害関係もなく、官僚がそんな議員と気軽に付き合うとは到底考えられません」

IR汚職の底なし沼は、永田町だけでなく霞が関にまで広がっているのかもしれない。

秋元司議員が支援者にバラまいた「無実主張」の手紙。届いたのは年明けだが、日付は逮捕当日の12月25日。逮捕を見越して準備していたのか
東京拘置所から出した昼食勉強会の案内状。受け取った支援者も戸惑いを隠せない

『FRIDAY』2020年2月14日号より

  • 写真鬼怒川 毅(秋元議員)

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