宮迫博之 “嫌われ者“キャラで挑む「ユーチューバービジネス」 | FRIDAYデジタル

宮迫博之 “嫌われ者“キャラで挑む「ユーチューバービジネス」

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反社勢力への闇営業に参加した宮迫と田村亮だが、復帰の仕方は違うものとなった(‘14年)
反社勢力への闇営業に参加した宮迫と田村亮だが、復帰の仕方は違うものとなった(‘14年)

かたやトークライブ、かたやYou tubeチャンネルの開設とその内容は大きく異なるが、『ロンドンブーツ1号・2号』の田村亮と『雨上がり決死隊』宮迫博之が仕事復帰した。

“闇営業騒動”から8か月が過ぎ、『カラテカ』入江慎也を除き、これで騒動に係わった芸人たちはとりあえず全員復帰となったわけだ。

しかしながら、応援する声が多い亮とは対照的に宮迫に対しては芸人仲間からも厳しい意見が出ている。松本人志は2月2日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演した際、「もうちょっとおとなしくしといたほうがいい」と宮迫に注意したことを明かしている。

ほかにも否定的な見方をしている芸人仲間は少なくない。

「松本さんも言っていましたが、チャンネルを開設したタイミングはいかがなものか。翌日に亮さんの復帰トークライブが開かれるのは知っていたはずです。本人はそんな気がないとしても嫌がらせと取る人もいますからね」(芸能プロ関係者)

とにもかくにも宮迫が世間の“嫌われ者”になってしまったのは間違いないだろう。となれば、彼がテレビに復帰することは難しいと言える。たとえ、明石家さんまがバックアップしたとしてもだ。

宮迫は「吉本との話し合いを続けている」というが、吉本サイドとしては「契約解除を撤回するつもりはない」ようだ。宮迫自身もそのことをハッキリと自覚しているという。

「宮迫さんの芸風は“上から目線の傲慢キャラ”です。騒動を覚えている人がいるうちは、それでテレビに出てきたら、猛反発されるのは目に見えています。かといって、彼からその芸風がなくなってしまったら、はたしてどれくらいの人から支持されるか。それは宮迫さん自身もわかっていると思います」(吉本関係者)

一部では、“YouTubeチャンネルの開設はテレビ復帰の足掛かり”という報道も出ていたが、当面の間、活動の場をネットに移したと見ていいのではないか。

彼の動画のコメント欄には、

「人は誰でも過ちはあります。僕はそんな極悪なことしたとは思えません。本人も反省してない訳がないじゃないですか。もう叩かないであげてください。がんばって面白い才能をこれからも皆に届けてほしい」

などと、応援する声も聞こえるが、

「最善の努力って…こんな動画あげてる時点で違うでしょ お涙ちょーだい垂れ流してる芸人を誰が笑えるのよ。嘲笑なら出るけど」

「YouTubeが芸能人の天下り先みたいになっとる」

「自己中で反省の色なし」

など、圧倒的に批判する声のほうが多い。

しかしこれが宮迫の本当の狙いではないか、というのは前出の吉本関係者。

「YouTubeは再生されてなんぼです。ツッコミを入れてくれるアンチが多ければ多いほど、再生回数が増えますから、何をやっても叩かれる彼にとっては“してやったり”だと思いますよ。“炎上商法”として成功するパターンでしょうね。またテレビと違って制約も少ないから、彼のような毒舌が売りの芸人にとってはやりやすいと思います」

なおかつ、ネットニュースでは嫌われ者の記事がよく読まれることを鑑みて、彼のYouTube参入は成功と見ていいだろう。

YouTubeチャンネル『宮迫ですッ!』が開設されて1週間が過ぎたが、チャンネル登録者数はすでに51万人を超え、謝罪動画も460万回再生を突破している。もう宮迫は、テレビに戻る必要はないか……。

  • 佐々木博之(芸能ジャーナリスト)

    宮城県仙台市出身。31歳の時にFRIDAYの取材記者になる。FRIDAY時代には数々のスクープを報じ、その後も週刊誌を中心に活躍。現在はコメンテーターとしてもテレビやラジオに出演中

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