準強制わいせつで書類送検 巨人軍元トレーナーを被害女性が告発!
被害女性が怒りの告発「私にエッチなマッサージをした二軍トレーナー半田剛を許さない」
7月27日号でFRIDAYが報じた、巨人軍専属トレーナーによる「わいせつマッサージ」事件。警視庁渋谷署は、このトレーナー、半田剛(31)を準強制わいせつで書類送検した。本誌では、トレーナーが執拗にわいせつ行為を行なった様子を被害女性が涙ながらに告発している。
(以下当該記事を再掲載)
女性をマッサージしながら、「ムラムラしない?」「身体硬いね。正常位しなさすぎだよ」と語りかける男。女性が不快感を示すと、わざとらしく話題を逸らす。また別の日には、今度は突然、「何カップ?」と聞きながら片手で胸を揉み上げた――。
本誌6月29日号で報じた一軍選手による「全裸パーティ」。さらに「用具窃盗」が発覚するなど、事件続きの巨人で、またしても不祥事が明らかになった。今度は球団の専属トレーナーが、女性に対し「わいせつマッサージ」を働いたのだ。
「あの男は、絶対に許せません。自分のした卑劣な行為を認め、しっかり反省と謝罪をして欲しいです」
涙ながらにそう語るのは、都内在住の美容サロン経営者・黒木朝子さん(30代・仮名)。怒りの矛先を向けるのは、巨人二軍トレーナーの半田剛(ごう)氏(31)だ。
「半田と出会ったのは、今年5月6日。都内のバーでした。彼は巨人の大竹寛選手と一緒に店に来ていました。バーのカラオケで『X JAPAN』を熱唱していて、『一緒に歌おうよ』と誘われたんです。巨人の人なら信用できると思い、ラインを交換しました。’13年に大竹選手が広島から移籍した頃から、巨人でトレーナーをやっていると言っていました」
黒木さんは先にバーを出たが、すぐに半田氏からラインが届く。
「私が首にヘルニアを持っていると伝えると、『交通費込み7000円で出張マッサージもやっているよ』と。巨人のトレーナーという安心感もあって、早速5月8日にマッサージをお願いしました。でも、さすがに二人っきりは嫌だったので6日にナンパされた店の座敷で、1時間のマッサージを受けました」
確かにマッサージは上手く、首の痛みは和らいだ。そこで、黒木さんは再び出張マッサージを依頼。2度目も何もなかったが、3度目の5月14日、事件は起きる。黒木さんは自身の経営するサロンでマッサージを受けたが、その最中、半田氏は突然、胸を鷲づかみにしたのだ。
「私が『やめてよ!』と怒鳴ったら、半田は『今後は変なことはしないから』と、しきりに反省していました。それで懲りればよかったんですが、私も馬鹿でした」
エステサロンを出店したいと考えていた黒木さんは、「サロンに巨人の選手を連れて行く」という甘言を信じ、半田氏を許した。そして翌15日に、再びマッサージを依頼してしまったという。
「今度はマッサージを受けている最中に突然、彼が『ホテルに行こう』と言って私の顔にかけていたタオルを引っ張ったんです。その際にまた胸を揉まれ、無理やりキスをしようとしてきました」
黒木さんは謝罪を要求。しかし半田氏本人との話し合いでは埒が明かず、巨人に問い合わせの電話を入れた。
「法務部の人が対応して、『必ず責任を持って対応するので警察にはまだ届けないでほしい』と言われました。でも結局は、『半田は(外部から)巨人に派遣されてきている。所属している治療院に問い合わせてほしい』と丸投げされました」
対応に我慢ならなかった黒木さんは、6月26日に渋谷署に被害届を提出、受理されている。弁護士法人・響の徳原聖雨弁護士が言う。
「無理やり胸を揉むという行為は、強制わいせつ罪に該当する可能性があります。法定刑は6ヵ月以上、10年以下の懲役です」
半田氏は黒木さんに巨人の「トレーナー」と記された名刺も渡しており、肩書を利用してセクハラマッサージに及んだことは間違いない。本誌の取材に巨人は、
「(半田氏は)当球団の委託業務とは関係のない行為でトラブルを起こしたため、当球団の求めで6月に交代しました。当球団は業務委託先の社員の行為について、お答えする立場にありません。なお、当球団が女性の問い合わせに対し、『警察には言わないでほしい』と伝えたことはありません」
と回答した。巨人は球団の規律を締め直すことができるだろうか。
撮影:田中利勝