読売新聞エリート記者が歌舞伎町でシャブにおぼれて捕まるまで

薬物汚染の怖さを啓発する立場にある新聞社のモラル

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普段の石橋容疑者はアイドルと少女マンガが好きな大人しいタイプだったが、酒を飲むといきなり陽気なキャラに変わったという(写真は石橋容疑者のフェイスブックより)

高学歴のエリート新聞記者が、シャブで逮捕される驚愕の事件が発生した。

2月3日夕方、読売新聞北海道支社千歳通信部記者・石橋武治容疑者(34)が、東京都新宿区歌舞伎町の路上で警察官に職務質問されたところ、持ち物から注射器が見つかった。さらに尿検査で覚醒剤の陽性反応が出たため、覚せい剤取締法違反(使用)容疑で緊急逮捕となった。

石橋容疑者は福岡県の進学校、県立修猷館高校出身。早稲田大学創造理工学部を卒業後、’10年に読売新聞社に入社した。

だが、入社後はパッとしなかった。

「最初は仙台の支局に配属されましたが、押しが弱いタイプで、記者としては評価されていなかったと聞いています。教育問題に関心があって、東京本社に異動後はKODOMO新聞や教育部で働いていました。ただ取材先から苦情が来たことは何度かありましたね。昨年には北海道支社に転勤、30代半ばで小規模な通信部に勤務ですから、社内では期待されていなかったと言えるでしょう。一人きりの通信部の業務が辛かったのか、精神的にまいっていると自分から会社に申し出て、昨年12月中旬から仕事を休んでいたはずです」(読売新聞関係者)

逮捕時は病気療養のため、北海道から東京都立川市内の実家に戻り、休暇中だった。だが、酒好きで独身の石橋容疑者は、繁華街を飲み歩いていたようだ。

「新宿二丁目のディープな店にも出入りしていたそうです。警察の取り調べでは覚醒剤に関しては『使っていない』と容疑を否認しているようですが、中毒性の強い覚醒剤の使用容疑で、注射器を所持していたことから、常習の可能性が高いと思われます」(全国紙社会部担当記者)

読売新聞OBで、ジャーナリストの大谷昭宏氏もこう憤る。

「薬物汚染が深刻化するなかで、メディアはその怖さをキャンペーンしないといけない立場です。にもかかわらず、報道する側が覚醒剤に手を出すなど言語道断。また、新聞社として、社員のケアが十分だったのかは疑問です。心身のバランスを崩していた社員の状況を把握できていたのか。捜査の行方を見守るだけではなく、薬物を使用した理由を会社としても検証する必要があるでしょう」

薬物汚染の拡がりは、これまでの報道の範囲を超えていたようだ。

 

『FRIDAY』2020年2月21日号より

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