18歳年下妻と再婚したビートたけしが今夏に「新作映画」撮影か
芸能界全体が何とも言えない雰囲気に包まれた。芸能界の頂点であるビートたけしの再婚だ。
お相手はかねて交際していた18歳年下の一般女性Aさん。たけしは一斉報道された2月8日夜に出演した『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)で、
「俺も黙ってたんだけどね。兄貴とか姉ちゃんに『あんたはそういうところが駄目なんだ』『あの子はすごいいい人なんだから』って散々怒られまして……」
と照れ笑い。続けて「披露宴? やると思います。そっと隠れて(居酒屋の)養老乃瀧で」と“らしさ”を織り交ぜ、報告したが……。
「仮に披露宴をやったところで、どれほどの人が集まるのか。それほどたけしさんの求心力は低下している」
そう断言するのはスポーツ紙記者だ。たけしとAさんが出会ったのは8年前。出会ってお互いに「運命の人」と直感したわけではなく、Aさんは時間をかけてたけしとの関係を作りあげていった。
事情を知る関係者によれば、「たけしさんの好きな女性のタイプをリサーチしてており、靴下を履かせてあげるなど、甲斐甲斐しく面倒をみていた」という。それが功奏し、数年前からはどこに行くにも一緒の愛人となり、そして今回名実ともに本妻となった。
一部で「洗脳されている」と揶揄されるほど、たけしはAさんのことを信頼している。それはそれで素晴らしいことだが、Aさんの発言力が増すことで、所属事務所「オフィス北野」は‘18年に“崩壊”。
たけしは同年にAさんと個人事務所「T・Nゴン」を設立した。発端はAさんがたけしの稼いだ巨額マネーが、軍団メンバーや事務所スタッフに「不当に吸い上げられている」と主張したことにあった。
昨年末にはAさんの行き過ぎた態度に我慢ならなかった、たけしの元運転手の男性がAさんを告発。もっか係争中で、男性は「度重なるAさんのパワハラで自律神経失調症を患った」と主張し、「T・Nゴン」などに対して1000万円の損害賠償を求めている。これにAさん側はパワハラを全否定した上で「不当訴訟」と反論している。
「Aさんと付き合いだしてから、たけしさんが変わったのは事実です。たけし軍団のメンバーの中には『いまの殿には会えない』とこぼす人もいる。Aさんについてモノ申そうものなら、たけしさんの逆鱗に触れるので、誰も言うことはできない。裸の王様とでも言いましょうか。芸能界で頂点を極めた人だけに扱いが難しくなっている」(芸能プロダクション関係者)
晴れて入籍したたけしは「目指すは所(ジョージ)の夫妻。あのぐらい幸せになりたいな」とノロけていたが、今後は老体に鞭打って、馬車馬のように働かされそうな気配だ。
「実は今夏にも北野武監督の最新作がクランクインするそうです。かねて『撮りたい』と宣言していた戦国合戦モノなのか、自身の小説の実写化なのか、はたまた得意のヤクザものなのかはわかりません。ただ、映画作りに関しては、これまではオフィス北野の元社長で“盟友”の森昌行氏がいたからこその部分もあった。森さんと袂を分かち、どうなっていくかは未知数です」(映画関係者)
最近のたけし作品は興行収入に加え、DVDレンタルの数字も良い。当然、実入りは相当なものになるだろうが、前出のスポーツ紙記者はこう話す。
「それでもAさんの心情は『足りない』でしょうね。前妻・幹子さんとの離婚で相当、財産を渡したと言いますから。本妻になった今からがスタートという気持ちでしょう」
たけしもたけしで、“コキ使われる”ことは「悪くない」といった考えのようだが、それでも御年73歳の身。カラダだけは労わって欲しいものだが……。





PHOTO:山田宏次郎(1、4枚目)、等々力純生(2、3枚目)、香川貴宏(5枚目)、原一平(6枚目)