「裏切られた」槇原敬之逮捕の裏に同居していた元社長とのトラブル
2月13日、覚醒剤取締法違反と医療品医療機器法違反の疑いで、歌手の槇原敬之が逮捕された。芸能界のみならず、各所に激震が走った。
「警察によれば、槇原容疑者は渋谷区内の自宅で逮捕されましたが、2年前の’18年4月に覚醒剤を所持し、同年3月には同じ場所で危険ドラッグを所持していた疑いだそうです。認否は明らかになっていません」(スポーツ紙記者)
‘19年10月から、槇原容疑者はデビュー30周年イヤーをスタート。彼が提供した楽曲をセルフカバーしたアルバムが3月4日にリリース予定だった。
「アルバムのプロモーションのために、槇原は今月に入ってからはテレビ局などを回ってインタビューを受けていたんですよ。しかも、秋冬には全国ツアーも決まっていた。イベントへの出演や、木村拓哉さんのソロアルバムに楽曲提供をするなど、“周年イヤー”ということで精力的に活動していました。当然、アルバムは発売中止の可能性は高いですし、かなりの損害になるでしょうね」(ワイドショースタッフ)
現在、槇原は個人事務所でマネジメントしており、レコードレーベルも自分が立ち上げたインディーズだ。つまり、損害のすべては、槇原の個人会社が被ることになる。
そして、‘18年までその個人会社の社長だったのが、槇原と一緒に暮らしていたA氏だ。
「A氏は社長時代の’18年3月に覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕されました。当時、彼と槇原容疑者はマンションで同居生活を送っていた。2人は一緒にフレンチブルドッグを散歩したり、自宅近くのレストランで仲良く食事している姿を近隣住人によく目撃されていましたね。実は、槇原が‘99年に逮捕された際にも、彼と一緒に逮捕されています。今回逮捕に至ったのも、共同所持なのか、A氏が供述して裏取りをしていたのか……と、記者の間では訝しがっています」(前出・スポーツ紙記者)
一部報道によれば、警視庁は2年前から内偵捜査を行っていたという。事務所社長が逮捕された時期と、ピッタリ合致するのだ。
「‘99年に逮捕された際は、A氏は保釈されたあと、マスコミをさけるために、一時実家にも元のマンションにも寄りつかず、独り暮らしをしていたそうです。槇原さんとはもう会わないと法廷でも明言していました。槇原さんも、”もう連絡は取らない”と裁判で訴えたのですが、翌年には2人は同じマンションで暮らしはじめ、その後A氏が逮捕される‘18年まで、彼らの関係は続いていました。ですが逮捕された時、A氏は“槇原に裏切られた”と周囲に語っていたんです。20年以上も一緒に歩んできた2人ですが、自分だけ逮捕されたことに納得いかなかったんでしょう」(芸能プロ関係者)
今回の逮捕劇の裏に見え隠れする、A氏との複雑な関係。“クスリ”の恨みは怖いようだ。
この日も槇原敬之の傍らには、彼の所属事務所の社長を務めているA氏の姿があった(’10年)
- 撮影:山田宏次郎('10年)、真弓準(’99年)、東由美(’00年)