名店ずらり!「大衆中華食堂」9店の深遠なる世界がここに集結

ラーメン、餃子、炒飯……そこには生きる活力がある

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こだわりの排骨担々麺はロース肉でジューシー

萬来軒 府中

大人気メニューの排骨担々麺(990円)。山椒をはじめ5種の辛味成分を使用しているという、こだわりが詰まった一品(撮影/山出高士)

府中市浅間町2-4-19

11:00〜14:30、17:00〜20:30(休:水・木)

大正13年開業の老舗直系の味を継承しつつ、いまも進化し続ける名店。駅から遠くても繁盛しているのは、地元民に愛される町中華ならでは。3代目店主の代から出したという排骨担々麺は、骨付きのバラ肉ではなく、食べやすいトンカツ用のロース肉を使用していて、ジューシーな噛みごたえが特徴。山椒などピリッと辛みもきいた深みのある一品。ライスは200円(税込み・以下同)

シンプルな炒飯にこそ店の実力が現れる

一寸(ちょっと)亭 千駄木

昭和48年の創業以降、メニューはどんどん増えているが、シンプルな炒飯は変わらず愛されている鉄板料理(撮影/山出高士)

台東区谷中3-11-7

11:30〜21:00L.O. (休:火)

谷中銀座の路地裏にある一寸亭。昔ながらの炒飯(750円)は、油控えめで最後の一口まで飽きがこない。具材は、細かく刻んだチャーシューとナルト、卵のみ。卵の固さやラードの量にもこだわっているとは2代目店主の言。和風の五目炒飯(950円)、カニのダシがよく出たカニ炒飯(1000円)も人気のラインナップで甲乙つけがたい。〝ちょっと〟どころじゃない旨いメニューが勢揃いの店だ!

初代&2代目と、スタッフ1人の3人が働く。炒飯以外も絶品料理ばかりで繁盛している

ボリュームたっぷり名物・中華丼

あおた 新馬場

スピーディーに提供された中華丼は、ヤケドの心配が必要なほどアツアツなので、一気に頬張るのは注意。だが、一度食べ出したら一口、また一口と止まらなくなる(撮影/山出高士)

品川区東品川1-35-3

11:00〜14:00、17:30〜20:00ごろ(休:土・日・祝)

野菜とダシから生まれるほのかな甘みを感じる中華丼(650円)はアツアツでウマウマ! 溶いた片栗粉をスーッと加えてとろみたっぷりになった餡をごはんの上にかけ、ごま油で香りづけしてサッと提供。野菜から覗くカマボコのピンク色も食欲をそそる。オーソドックスな見た目ながら、あなどれない逸品だ。ごはんものには、もれなくトンコツと鶏ガラと野菜でダシをとった中華スープが付くのがうれしい

2代目店主のトレードマークは30年変わらぬリーゼントヘアだ

中華博雅 東京

中央区八重洲1-9-8 八重洲藤山ビル1F〜B2F

11:00〜14:30、17:00〜23:00

(土・日・祝は11:30〜14:30、17:30〜22:00/無休)

昭和23年の開店以来変わらないレシピの水餃子(990円)。ニンニク抜きの優しい味は老若男女問わず万人受けすること間違いなし。ただし、量が多いのでシェアが前提。「これって、タンメン!?」と思ってしまうほど、野菜どっさりのスープの中に水餃子が隠れているので、初めて店を訪れた同伴者にビックリされること請け合い! 水餃子を食べ進めるうちに、皮が溶けてスープの味が変わっていくのも◎

名手が5秒で包む水餃子。ぷりぷりで旨い!

海新山 学芸大学

目黒区五本木2-53-8

12:00〜15:00、18:30〜21:00(木は昼のみ/休:水、不定休あり)

手作りの餃子(400円)は、皮にも餡にもコラーゲン入りでプルンプルン。これもまたお手製の餃子のタレをラーメンに入れると、味の変化が楽しめて一石二鳥だ。コラーゲンラーメンなど健康志向のメニューも有名なこのお店。店を一人で切り盛りしている79歳の女店主が「若さの秘訣は食にあり!」と、身をもって証明している

免疫力アップが期待されるクマザサも練り込まれている

ミシュランガイド 東京ビブグルマン掲載の味

餃子の店 おけ以 飯田橋 

(撮影/山出高士)

独自の熟成方法で、手間暇かけた工程で作られた焼き餃子は、さすがの味。皮はモチモチであっさりと舌触りもよく、食べ進めるうちに餡の旨味がどんどん増していく千代田区富士見2-12-16

富士見フラワーハイホーム

11:30〜13:50L.O.、17:00〜20:40L.O.

(休:日・祝・第3月)

一品料理もあるが、蒸し焼きにしたあと、大豆油をかけてサクッと仕上げた名物・餃子(620円)は絶対に外せない。皮には素材で勝負した肉や野菜の旨味が染み渡っている。外はサクサクだが、噛み締めるほどに具材の味や食感がはっきりとわかってくる。ランチタイムは行列必至。サラリーマンに愛され続ける至高の餃子、ここにあり!

円形の餃子鍋で最大72個を焼くことができる

関西の地元民も太鼓判を押す “愛され中華”の名店たち

ぎょうざや 西成

大阪市西成区鶴見橋3-7-21

11:00〜14:30、16:00〜20:00(休:火・第3月)

看板メニューは、先代の味を守り続けている焼き餃子(308円)。素材を生かした餃子は、タレをつけずに食べても絶対に旨い自信作。ポン酢で食べるのも通っぽくてオススメだという。2代目の現店主が考案したニラ餃子(363円)は、一味が入ってピリッとした味わい。チャンポン(660円)やラーメン(550円)も人気だという

今年の3月で48周年を迎える大阪の老舗。駐車場完備(3台)で、遠方客にもやさしい

パンダ食堂 晴山閣 豊中

豊中市服部西町2-4-12

11:30〜14:00L.O.、17:00〜20:30L.O.(休:月)

先代が作ったレシピを守り続けるニラそば(980円)。ストレートの玉子麺に、クセになるニラ、白菜、もやしなどの具材を絡めていただく。ボリューム満点なので、ほかの料理も楽しみたい方には、ハーフサイズ(700円)がオススメだ。スープに使っているタレは、餃子のタレにも使っているという〝うま辛〟の源。地元民に愛される、豊中の〝ソウルフード〟といえる

マルシン飯店 京都

京都市東山区東大路三条下ル南西海子町431-3

11:00〜翌6:00(休:火)

〝卵かけごはんの中華版〟と呼ばれる名物・天津飯(750円)。ごはんの上には、口当たりのよさを追求したこだわりのふわふわの玉子が。溶き卵を混ぜたしょうゆベースの餡も特徴的で、ダシ文化が定着している京都ならでは。最近では、2代目が考案した熟成豚肉餃子(420円)も肉感がタップリなのに、あっさりとした味わいで人気だ。翌朝6時まで地元民で賑わっているのも頷ける

『町中華探検隊がゆく!』(交通新聞社刊/著者:北尾トロ、下関マグロ、半澤則吉、増山かおり、山出高士)

『FRIDAY』2020年2月21日号より

  • 写真山出高士、井原完祐(ぎょうざや)、吉村竜也(マルシン飯店)、岩元 崇(晴山閣)

Photo Gallary22

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