「ドン・ファン記念館」が計画!「野崎幸助さん怪死事件」続報
新妻Sさんやベテラン従業員らによる驚きプラン 家政婦・Kさんも参加予定!
「ここよ、ここ! わぁ、スゴイ色の塀やねぇ」
「ホンマや〜。ピンクやねぇ。しかし、犯人誰なんやろなぁ」
「私にはわかってるでぇ。アハハハ!」
和歌山県田辺市にある「紀州のドン・ファン」こと、野崎幸助氏(享年77)の自宅前。この日、和歌山は記録的な猛暑に見舞われたにもかかわらず、門前には大阪から来た観光客のご婦人たちが詰めかけ、ワイワイと賑やかに記念撮影を繰り広げていた――。
5月24日に発生した野崎氏の怪死事件も約2ヵ月が過ぎ、警察による捜査は新たな展開を見せている。当初は、死亡当日に自宅にいた新妻・Sさん(22)と家政婦・Kさんに疑いの目が向けられていたが、和歌山県警は野崎氏が経営していた酒類販売会社の従業員に捜査の焦点を絞り始めているのだ。会社関係者が言う。
「連日のように、6人いる従業員が警察に呼ばれて事情聴取を受けています。聞かれるのは社長の愛人関係や財産について。メディアの動きもかなり意識しているようで、『フライデー』に書いてある内容は本当か、と聞かれたこともあるようです」
事件発生以来、野崎氏の自宅前は県警やメディア関係者でごった返していたが、四十九日を過ぎて彼らの姿はめっきり少なくなった。その代わりに、連日訪れるようになったのが観光客だ。冒頭のご婦人たちは和歌山の世界遺産「熊野古道」へと行く途中、わざわざ観光バスを近くに停車させてドン・ファン邸を見に来たのだという。また別の日には、東京から県内有数の行楽地・白浜へ観光に来たついでに、ドン・ファン邸を訪れたという家族連れの姿もあった。
「白浜からクルマを飛ばして来ました。子供はアドベンチャーワールド(和歌山・白浜町にあるテーマパーク)に行きたかったみたいですけどね(笑)。私たち夫婦はどうしてもドン・ファンの家を見てみたかったんです」(父親)
メディアが姿を消したことで、Sさんら関係者の生活もようやく落ち着きを取り戻し始めたのだろう。連日、観光客が詰めかけている状況に目をつけ、Sさんやベテラン従業員の間ではいま、こんな驚きの計画が立ち上がっているという。
「自宅を改造し、『ドン・ファン記念館』を開こうと、話し合っています。リビングには歴代の愛人の写真を飾って、社長が亡くなっていた2階も公開。会社にも見物人は大勢来ていますから、こっちも開放して巨大金庫を見せれば、かなりお客さんが来るんじゃないかと思っています。お土産として『ドン・ファンクッキー』やお札を模した『1億円海苔』も出せば、ウケるんじゃないでしょうか。オーナーはSちゃんにやってもらって、私は案内人兼管理人をやろうかと」(ベテラン従業員)
さらに、この記念館計画には、家政婦のKさんも参加予定だという。
「記念館の隣に喫茶店も併設する予定で、そこをKさんに切り盛りしてもらおうと思っています。というのも、Kさんは社長が生きている頃から『空いている土地で喫茶店をやらせてほしい。絶対繁盛させてみせるから』と言っていましたから。何十台も停められる駐車場もあるし、十分に採算は取れるんちゃいますかね。課題は、『やっぱり面倒くさいかも』と言っているSちゃんをどうやって説得するかだけです(笑)」(同前)
もし本当に実現すれば、観光客がさらに増えることは間違いない。和歌山・田辺にオープンする「ドン・ファン記念館」が、この夏の一大観光地になる……かもしれない。