巨人・菅野 ソフトボール日本代表上野由岐子の助言でフォーム改造

いまだ計算できない阪神・藤浪。肉体が巨大化する広島・鈴木。セ注目選手を徹底リポート

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菅野智之の新フォーム。身体からグラブを離し、上半身を捻って力をためながら左足をあげ、大きく腕を振るのがポイントだ

夕刊紙デスク セットポジションの構えから、そのまま両手を背中方向に動かす(上写真)。巨人・菅野智之(30)の新フォームが話題だね。

スポーツライター 勤続疲労でヒジや腰が悲鳴を上げ、ファーム落ちも経験。去年の菅野は散々でした。ましてや来年、メジャー挑戦することが内定している。「このままでは通用しない」とカリスマトレーナー、鴻江寿治(こうのえひさお)氏の主催する合宿に参加。菅野の骨格、骨盤、筋肉を見て鴻江氏が下した診断が「腕から始動するフォームへの改造」だったのです。

遊軍記者 ソフトバンクの千賀滉大(27)も鴻江氏の診断で下半身主導のフォームに変え、育成選手からジャパンのエースに飛躍したからね。

ライター とはいえ、勇気ある挑戦ですよね。菅野の背中を押したのは、鴻江氏の合宿に参加していたソフトボール日本代表・上野由岐子(37)の「変化を恐れちゃいけないよ」という一言でした。

デスク 意外かもしれないけど、’04年のアテネ五輪から今年の東京五輪までエースに君臨し続けている上野をリスペクトするプロ野球選手は多いからね。

ライター 千賀も熱烈な上野信者の一人。昨季、ノーヒットノーランを達成した際、祝福した記者に千賀はこう言ったそうです。「上野さんなんて15回やっていますよ。しかも完全試合が8回ですから……」と。

記者 フォームの修正と言えば阪神の藤浪晋太郎(25)もステップを変えたり、腕の位置を下げたり、メジャーで流行りの動作解析を試したりと迷走してたな。

デスク でも、2月9日の日本ハムとの練習試合では2回無失点。最速157㎞の剛速球が唸(うな)りを上げていたんだろ?

記者 関西のスポーツ紙は阪神に関しては”忖度(そんたく)記事”しか書かないから信用できないって。そもそも、プロの投手に対して「ストライクが入った!」と褒(ほ)めるのは無理やりすぎると思うけど……(笑)。

ライター 無失点でしたけど外角一辺倒で打者に近いところには投げられていない。打者はこの時期にブツけられてケガをするのは避けたいから、踏み込んでまで打ちに行かない。”想定内”の無失点ですよ。矢野燿大(あきひろ)監督(51)は意外にドライ。さんざん期待を裏切ってきた藤浪は計算に入れてないでしょう。

記者 阪神だと新外国人のボーア(31)が面白い。とにかくメチャクチャ打球が飛ぶ。少々芯を外してもスタンドまで飛ばせる。それでいてスイングはコンパクトで速い球にも対応できる。OBの掛布雅之さんは「バース以上」だと。

デスク 当たればね(笑)。メジャー時代は三振しまくっていたから。

ライター 広島の四番、鈴木誠也(25)の打球もエグい。もともとゴリラみたいな身体をしているのに、さらにデカくなっていて、フリー打撃ではボールがグシャッと潰(つぶ)れる音がする。それでも本人は「バットこそ振れていますが……俺は甘い。このままではいかんのです!」と追い込みまくっていた。頼もしいよね。

記者 佐々岡真司監督(52)らが見守る御前登板で2割しかストライクが入らず、「そんなに緊張しなくていいんだぞ」とフォローされたドラ1右腕の森下暢仁(まさと)(22)に誠也のド根性を注入したいね。

デスク 弱冠19歳にして36本塁打を放ち、新人王に輝いた村上宗隆(20・ヤクルト)もデカくなった。

ライター 青木宣親(のりちか)(38)とトレーニングして身体をいじめ抜きましたから。

記者 高津臣吾監督(51)は山田哲人(27)を二番に入れ、四番は村上で固定する構想を練っている。本人もその辺りを自覚していたんだけど、張り切りすぎて下半身を痛め、無念の離脱となった。

デスク ヤ戦病院と言われるぐらいヤクルトはケガ人が多いからなぁ。ドラ1の奥川恭伸(おくがわやすのぶ)(18)もヒジの炎症で二軍。報道陣の数は二軍のほうが多いらしいね。

ライター 奥川はたいていの質問には真摯に答えてくれるんですが、秘密にしておきたい部分は笑ってごまかす。その笑顔が抜群にいいから、許せてしまうんです。彼の母校・星稜の先輩の松井秀喜みたいに敵を作らない選手になると評判です。すでに大物の風格がありますよね。

2月9日、日本ハムとの練習試合で力投する藤浪晋太郎。ここ数年、制球難に苦しんだが、この日は2回で2四球
昨年の『プレミア12』では打率.478、3本塁打、12打点と大爆発! 東京五輪でも四番・鈴木誠也は輝けるか!?
二軍の指揮官時代から高津監督が目をかけていた村上宗隆。打率を上げ、三振を減らせば日本代表も見えてくる

 

『FRIDAY』2020年2月28日号より

  • 写真時事通信社

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