桑田真澄が監修する舞台『野球』の意外な見どころ | FRIDAYデジタル

桑田真澄が監修する舞台『野球』の意外な見どころ

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「肘を壊して(野球を)やめたのですが、久しぶりにやると楽しいです」

主演の安西慎太郎(24)さんは今回の舞台を通し、再び野球に夢中になっていることを語った。

元・プロ野球選手の桑田真澄(50)さんが野球監修を務める『舞台「野球」飛行機雲のホームラン』(7月27日~8月26日、東京・大阪にて上演)の記者会見が行われた。

安西さんは 「(現役で活躍する)桑田さんのことを好きで見ていました」と語るなど、桑田さんは出演者たちが少年時代に憧れていた伝説の選手だ。そんな桑田さんの指導を受けて、野球未経験の出演者までが、「野球がしたい、グラウンドに行きたい」 と言うほど、野球に夢中になっているという。

安西慎太郎さん(左)、桑田真澄さん(中)、松田凌さん(右)

出演者の永瀬匡(25)さんは、

「舞台袖も、お客さんも一緒になって、本当に野球場に来た感覚になる舞台を作っています」

と語るなど、舞台の野球が“リアル”なものになっている自信をみせた。

指導をした桑田さんは、

「1日目に教えたことが2日目にできるようになっていて驚いた。サイン出し方など細かいところも、プロにも負けないものが表現されている。構え方などの細かい部分も見どころになっています」

と太鼓判を押す。

『舞台「野球」飛行機雲のホームラン』が上演される今年の夏、甲子園は第100回大会を迎える。夏の風物詩でもある甲子園だが、実は1941~1945年のあいだ、太平洋戦争のために中止されていた。

今回の舞台が描く時代は、戦況が深刻化し、甲子園が中止されていた1944年。敵国の競技であるとされた野球は制限され、ストライクやアウトも敵性語として使用できなかった。

安西さんらが演じるのは、甲子園への夢を捨てきれず、「野球」に憧れを抱き、ボールを追いかけた少年たち。予科練に入隊した彼らは、「最後の一日」に行う野球の試合を「全力でプレイする」という。

この舞台を甲子園100回大会という節目に上演する意義について、桑田さんは、

「スポーツは平和じゃないとできない。2度と戦争を起こしてはいけないというメッセージも、野球を通して感じ取っていただけたら」

と語った。

「本気で汗をかいて、本気で疲れて、本気で声を出して、その僕たちの全力プレイを見てもらいたい」(安西さん)

「この舞台を通して、好きなことができる、大切なひとがそばにいてくれる幸せを、みんなと体感できたらと思います。」(多和田さん)

記者会見の最後は野球らしく、選手宣誓で“舞台で「正々堂々、全力プレイすること」”を誓った。

選手宣誓をする安西慎太郎さん

参加した出演者のなかで、安西慎太郎(24)さん、永田聖一朗(20)さん、小西成弥(23)さん、松井勇歩(26)さん、永瀬匡(25)さんの5人が野球経験者と自己申告した。

安西さんのライバル役となる多和田秀弥(24)さん
「大切なひとがそばにいてくれる幸せさを、お客さま、メンバーと体感できたら」

 永田聖一朗(20)さん
「(野球をやっていた)当時の記憶を思い出しました」

 松井勇歩(26)さん
「見てくれはるかたも野球に興味もって好きになってくれたら」

 松田凌(26)さん
「平成最後の夏に、自分たちの1球1球本気で届けたい。」

 

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