ヨーロッパでも発生 広がる新型コロナウイルスで世界中が大混乱

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新型コロナウイルスの感染者が出て、閉鎖された英国ブライトンの医療センター

フランス・モンブラン。この山の麓(ふもと)には世界中の愛好家が憧れる一大スキーリゾートが広がっている。ここに現れた一人の英国人男性が、大混乱を引き起こした。彼は新型コロナウイルスの「スーパースプレッダー(ウイルス拡散者)」だったのだ。

英国人男性は武漢どころか中国に滞在したこともない。だが彼は1月20日からシンガポールで開かれた大規模国際会議に出席。その後、休暇でフランス・アルプスの山小屋に滞在し、同宿の5人にコロナウイルスを感染させた。2月に入って英国に帰国した後に発熱し、南東部ブライトンの医療センターを受診。ここでようやく本人の感染が確認されたが、医療スタッフを含む5人が感染してしまい、病院そのものを閉鎖しなければならなくなった。長崎大学熱帯医学研究所の山本太郎教授は言う。

「今は感染の実情に検査が追いついていない。武漢だけでも潜在的な感染者は数十万人規模でいると思う。単に検査されていないだけでしょう。ここまできたら、世界中で感染者がゼロに戻るということはもう難しい。常に世界のどこかで感染者が存在することになる」

WHOによると、すでにEU各国や北米大陸、東南アジア、中東のUAEなどでも感染者が報告されている。グローバル化の進む現代社会では、感染拡大のスピードは我々の想像を超えているようだ。

ベトナムの空港で武漢からの旅行客に検疫が行われる様子。ベトナムでは14人の感染者が確認されている
中国人観光客に人気だったドバイ。UAEでは武漢から旅行で来た4人家族をはじめ7人の感染が確認されている
ロシアでは60人の中国人が病院に隔離された。感染確認は2名(2月10日現在)

『FRIDAY』2020年2月28日号より

  • 写真時事通信社

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