「槇原敬之を逮捕せよ」本誌が捉えていた組織対策5課の捜査包囲網

国民的歌手、衝撃逮捕の舞台裏に迫るドキュメント

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昨年12月中旬、渋谷区の所属事務所に入る槇原敬之容疑者。周囲をキョロキョロ見回していた

2月13日、覚せい剤取締法違反(所持)で逮捕された槇原敬之容疑者(50)。昨年末から、本誌には〝槇原逮捕〟に関する捜査情報がもたらされていた――。

「警視庁組織犯罪対策第5課(組対5課)は、年明けに槇原を逮捕するべく動いている。捜査線上に彼の名前が上がってきたのは、11月上旬に世田谷区内で行われた覚醒剤摘発事件がきっかけだ。路上で不審な学生を職務質問したところ、薬物の使用が疑われ、尿から陽性反応が出た。

その後、学生の薬物入手ルートが判明。売人の活動拠点を調べると、顧客名簿から槇原の名前と自宅住所が出てきたという。捜査員は次に槇原と売人が接触するタイミングを見計らっており、専属で行動確認を行う追跡チームも出動している」(捜査関係者)

上写真は昨年12月中旬、捜査の包囲網が狭(せば)まりつつある槇原容疑者の姿を渋谷区内の所属事務所前で捉えたものだ。本誌は逮捕される直前の2月初旬にも、槇原容疑者の自宅近くで捜査車両とおぼしき白いワンボックスカーを目撃している。

この写真が撮られた2ヵ月後に槇原容疑者は逮捕されることになる。容疑は’18年3月、当時の所属事務所代表で元恋人のA氏と一緒に住んでいた港区海岸のマンション内で覚醒剤を所持していた疑いだった。

別の捜査関係者が話す。

「組対5課は内偵捜査を続けていたが、槇原に薬物を売っていた売人が別の覚醒剤密売事件に関わっていたとして、他県の捜査機関に摘発された。その結果、槇原と接触することがなくなったという」

’18年に元恋人のA氏が逮捕された際、槇原容疑者の部屋から覚醒剤吸引用のガラス製のパイプが見つかり、押収されている。そのため、組対5課は槇原容疑者の覚醒剤使用を強く疑っていた。しかし、摘発は先延ばしにされていた。

「さらなる内偵捜査の結果、組対5課は槇原が今でも覚醒剤を使っている可能性が濃厚だと判断した。それに加えてA氏から、当時の槇原の薬物所持を改めて認める供述を得られたことも逮捕の後押しになったようです。事件を担当してきた組対5課長が代わるタイミングだったこともあり、体制が変わらない内に逮捕したいという現場の思いもあったと聞いています」(全国紙社会部記者)

組対5課の執念が槇原容疑者の逮捕に結びついた。元厚生労働省麻薬取締官の高濱良次氏は話す。

「薬物捜査に従事している組対5課は、時に芸能人を摘発することで、一般市民が薬物に手を出さないように注意喚起を図っている。今後は槇原容疑者の覚醒剤入手ルートの解明が待たれます」

槇原容疑者は「長い間、クスリはやっていない」と現在の使用を否定。逮捕後に行われた薬物の簡易検査は陰性だった。一方、2年前に押収されたガラス製のパイプからはDNAが検出され、槇原容疑者は当時の薬物所持について、おおむね容疑を認めているという。

槇原容疑者が’18年に建てた渋谷区の自宅から、危険ドラッグが発見された
槇原敬之容疑者と元恋人のA氏。共に’99年に覚醒剤で逮捕されている(写真は’10年)

『FRIDAY』2020年3月6日号より

  • 撮影足立百合(1枚目・自宅)、山田宏次郎(槇原容疑者&A氏)

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