大阪・松井市長が仕事の合間に打つ注射の中身

なんばのクリニックでたっぷり1時間滞在のワケ

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なんばのクリニックで点滴注射する松井一郎市長。瞑想にふけったり、ツイッターを眺めたり、のんびりと過ごした

「私が注射を受けていると、あとから大阪市民なら誰でも知っている顔が入ってきたので驚きましたよ。人違いかとも思いましたが、あの風体は見間違えようがないでしょ。松井さんは30分ほど注射をしてから診察を受けて、ちょうど1時間くらい滞在してました。注射の間はボーッと窓から外を眺めて、時々思い出したようにタブレットでツイッターをチェックしていました。市長いうのもエラいヒマなんやなぁと思いましたね」(居合わせた常連客)

政治家たるもの見た目が大事なのはわかるが、何も平日の日中に行かなくてもいいのではないか。

松井一郎大阪市長(56)が大阪・なんばにあるクリニックに現れたのは、2月7日金曜日のことだった。時刻は11時。多忙なはずの市長が公務の合間を縫って訪れたのだから、重大な病でも抱えているのかと思いきや、そうではない。前出の常連客が証言する。

「松井さんが受けていたのは、『キレーション注射』というものです。老廃物を排出するという注射で、美肌やアンチエイジングの効果があるとされています。値段は一本1万4000円。聞いた話では、松井さんは月に数回、この『キレーション注射』を受けているみたいです」

松井市長はアンチエイジングの後、外に待たせてあったクルマに乗り込み、走り去った。左側のドアを開けて乗り込んでいったから、運転手が待機していたのだろう。

大阪府知事だった’18年には、公用車を「喫煙所」として私的利用していたことが発覚し、批判を浴びた。はたしてアンチエイジング注射にも、公用車を使ったのか。大阪市が公表している「市長日程」によると、2月7日は13時から執務室で「打ち合わせ」の予定が入っていたが、公務には間に合ったのか。大阪市の担当者は本誌の取材にこう回答した。

「13時には市長執務室で公務に当たっていました。(クリニックを訪れたクルマについては)市が把握しているものではありません」

松井市長のクリニック通いについて、政治ジャーナリストの角谷浩一氏が語る。

「市長は特別職なので、スケジュール管理は自身に任されている。平日にアンチエイジング注射を受けようと、法的な瑕疵(かし)はありません。しかし、2月7日といえば、ダイヤモンド・プリンセス号において新型コロナウイルスの集団感染が発覚した2日後。日本国内での感染拡大が現実になり始めた頃です。大阪市は中国からの観光客が多いことは周知の事実ですし、注射を受けに行くタイミングとして適切ではないのは間違いないでしょう。代表を務める大阪維新の会が市議会内の第1党を確保している現状に、松井市長は気の緩みがあるのではないか」

市役所の職員たちが必死に働いている時間に、のんびりアンチエイジング……。「魚は頭から腐る」という格言を噛みしめるべきだろう。

大阪市が公表する「市長日程」によると、午後からの公務が多い。56歳らしからぬ若々しい見た目は、アンチエイジング注射に通っている効果か
注射後、待たせていたクルマに乗り込んだ。公用車喫煙を批判されて以来、私用車を使うことが多いようだ

『FRIDAY』2020年3月6日号より

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