チャラい成田凌 “アイドルオタクで潔癖症”それでも大人気のワケ

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昨年の出演映画は主演含め6本

’18年11月、イケメン3人が男飲み現場を発見。左から小栗旬、成田、千葉雄大

バブルと言ってもいいくらい、俳優・成田凌(26)の勢いがすごい。

成田が『MEN’S NON-NO』のモデルから俳優業に進出したのは2014年。まだその経歴は5年ほどと浅いが、昨年は主演を含む6本の映画に出演、今年も6月までに4本の映画が公開予定。映画館に行くと成田の出演予告を見ないことがない、というほどの売れっ子だ。

もちろん、単に多数の作品に出演しているだけではない。2018年はアカデミー新人俳優賞を受賞。2019年のキネマ旬報ベスト・テンでは、何と5本もの作品で助演男優賞を受賞。また毎日映画コンクールでは、初の主演映画『カツベン』(2019年)で男優主演賞にも輝いている。

このように、今一番オファーが殺到する俳優とも言える成田だが、面白いのはその素顔評。ネット上では、一言で「チャラい」とバッサリ斬られているのだ。ある民放テレビ局員が語る。

「売れっ子になった今はだいぶ控えめになりましたが、俳優になりたての頃は、共演した女優さんを『マジでかわいいっすよ』と吹聴するなど本当に軽かった」

他にも似たような声は後を絶たない。

「『MEN’S NON-NO』のモデル出身の俳優さんは皆、本当に素朴でいい子たちなんですが、成田君だけは違う。『俺、芸能人』という感じで肩で風を切っている印象でした」(女性誌編集者)

「会話をしても、ちょっとキザ。カッコつけてはぐらかそうとするんです」(映画関係者)

等々。

それなのに、演技になるとまったく違う表情を見せるから不思議なのだ。素朴な好青年だったり、母の愛を求める悲しい殺人鬼だったり……。そんな成田凌のことを、ファンの多くは「エモい(=エモーショナルな感じがする、といったニュアンスを表す)」と評している。

たしかに、映画『愛がなんだ』(2019年)の彼はエモかった。女友達を“都合のいい女”扱いする一方で、好きな女性には相手にされていないのにヘラヘラと媚びる、そんな難しい役どころを演じていたが、その感情表現はものすごくリアルで、クズ男だし情けないのに思わず共感してしまうものがあった。映画『スマホを落としただけなのに』(2018年)で演じた、黒髪女性に異常な執着を見せる殺人鬼も、妙にしっくりくるものがあり違和感を感じさせなかった。他にも『さよならくちびる』(2019年)では、好きな女性に思いを伝えられずウジウジと見守り続ける元ホスト、『チワワちゃん』(2019年)では、社会人になった途端トガることをやめて社会のルールに迎合する鬱屈した男を見事に演じ切っていた。

このように、一見した印象とは違い繊細な内面を隠し持つ、という役柄を演じさせたら成田はピタリとハマる。案外、それこそが成田自身の本質なのかもしれない。実際、次のように語るライターもいる。

「成田さんは取材で、最初は質問にも素直には答えたがらない。でも温まってくると元来の人の好さみたいなものが出てきて、ご機嫌にいろいろ喋ってくれます」

また彼は、サッカー部でモデル出身という、とことんイケてるキャラクターからはギャップを感じるアイドルオタクな一面も併せ持っている。

「以前は『欅坂46』の熱烈なファンで、忙しい中ライブも観に行ってサイリウムを振りまくっていたみたいですよ。最近は“新生クソアイドル”グループの『BiSH』にハマっているようです」(別の映画関係者)

高校時代は文化祭で、「AKB48」のコスプレをし『ヘビーローテション』をセンターで踊ったという過去も持っているというから、かなり年季が入っている。

さらに、チャラ男とはあまり結びつかない“潔癖症”という一面も持っている。「外でトイレに行けない」「エレベーターのボタンをさわれない」など、ナイーブなところもあるようだ。俳優になってからの華やかな恋愛遍歴とは違い、高校時代はずっと同じ彼女と付き合っていたと発言しているなど、実は一途なのかも? と思わせるエピソードもある。

3月には主演映画『弥生、三月ー君を愛した30年ー』、6月には関ジャニ∞大倉忠義との同性愛を描いた『窮鼠はチーズの夢を見る』など、今後も続々と出演作が公開される。チャラいというのはあくまで表向きの姿で、画面やスクリーンを通して見せている姿こそが本質なのかもしれない。そう思って見れば、さらに成田の作品を楽しめそうだ。

  • 取材・文奈々子

    '72年生まれ。愛媛県出身。放送局勤務を経てフリーライターに。タレントのインタビュー、流行事象の分析記事を専門としており、連ドラ、話題の邦画のチェックは欠かさない。雑誌業界では有名な美人ライター

  • 撮影島 颯太

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