ジョニー・デップ「激ヤセ」本当の理由 離婚訴訟、薬物中毒疑惑
「なぜ自分が、こんな目に遭わないといけないのか…」 何が起きたの?「カリブの海賊」どん底の日々
頬はコケ、肌はカサカサ。自虐的な「FUGLY(とても醜い)」という文字が印刷された帽子をかぶった、痩せぎすの男性。映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』などに出演する、俳優のジョニー・デップ(55)だ――。
テレビプロデューサーのデーブ・スペクター氏が語る。
「激ヤセが話題になり始めたのは、5月末にロシア人のファンがデップとのツーショットを自身のインスタグラムにアップしてからです。それまでに撮られた写真は特に痩せたようには見えませんでしたが、インスタの画像はまるで病人のよう。ファンの間では、重病なのではないかと憶測が流れました。ただ現在は、自身がメンバーのロックバンド『ハリウッド・ヴァンパイアーズ』のツアー中です。コンサートでお腹が出ていたらカッコ悪いので、身体を絞っていたのでしょう。またデップは『底なしに飲む』と言うほどの酒好きだから、二日酔いでゲッソリしていたのかもしれません」
コカインでハイに!?
激ヤセは、デップが精神的に追い込まれているためという説もある。取り巻く状況が深刻だからだ。’16年5月に別れた女優のアンバー・ハード(32)とは、泥沼の離婚訴訟に発展。1年余りの結婚生活で、700万ドル(約7億7000万円)の和解金を支払った。裁判中にアンバーは、デップの薬物中毒疑惑も暴露している。
「私は日常的に暴力を振るわれました。彼はコカインとアルコールで、いつもハイになっていた。結婚していた15ヵ月間で、デップがシラフだったことはほとんどありません」
デップはアンバーの発言を「事実無根」と否定しているが、”火種”はまだある。’17年1月にデップの資産管理会社が、ローンの返済を求め提訴。420万ドル(約4億6000万円)の支払いを求めているのだ。デップは今年6月に発売された米国音楽雑誌『ローリング・ストーン』のインタビューに、こう答えている。
「どん底の日々だ。毎日(心の)痛みに耐えられない。苦しみながらツアーを行っている。最近、タイプライターで回顧録を書き始めた。朝、自分でウォッカを注ぎ、目が涙でいっぱいになってページが見えなくなるまで書き続ける。なぜ自分が、こんな目に遭わないといけないのか……。その理由を突きとめたいんだ」
精神的に、かなりまいっている様子がうかがえる。在米ジャーナリストの飯塚真紀子氏が話す。
「激ヤセの原因は、アンバーと離婚してからの荒れた生活だと言われています。引きこもりがちで、夜遅くまで酒を飲み、日中に眠るような状態です。ツアー中は、食事もろくにとっていないとか。寂しさから以前のパートナーであるヴァネッサ・パラディにも連絡をとりましたが、敬遠されているそうです」
追いつめられたデップは、ジャック・スパロウ船長のように絶体絶命のピンチを切り抜けられるだろうか。
写真:Splash/アフロ Shutterstock/アフロ