東出昌大は宮崎謙介と原田龍二の「不倫」からの復帰をマネできない

不倫騒動が収まる気配が見えてこない東出昌大。出演中のドラマ『ケイジとケンジ』（テレビ朝日系）は視聴率が10%を割り込み、放送予定だったバラエティ番組はお蔵入りになったという報道もある。東出はしばらく、針のむしろ状態だろう。

そんななかで、不倫騒動を起こして猛バッシングされたにもかかわらず、見事に復活してめざましい活躍をしている人たちがいる。

まず、元衆議院議員の宮崎謙介。‘16年、妻の金子恵美元衆議院議員が出産のため緊急入院していたとき、自宅マンションに女性タレントを招き入れ、ともに宿泊したと『週刊文春』に報じられた。そして同年2月12日、議員会館内で記者会見を行い、事実関係を認めた上で、議員辞職する意向を示した。

日本の憲政史上で、これまで不倫が理由で議員辞職した例はない。政治家へ復帰するかと見られていたが、翌年行われた第48回衆議院議員選挙に出馬せず、政界から完全に身を引いた形だ。不祥事を起こしても謝罪の言葉だけで責任を取ろうとしない政治家が多いなか、彼の潔さが高く評価されたのは言うまでもない。

騒動の翌年に『サンデージャポン』（TBS系）に出演してから、あちらこちらの番組からお呼びがかかるようになり、現在は『バラいろダンディ』（TOKYO MX）の金曜MCも務めている。妻の金子も落選後はコメンテーターとして活躍するようになった。最近では２人でイベントに出席して、まるで夫婦漫才のようなトークで笑いを取っていた。

‘19年5月に“４WD不倫”が報じられた原田龍二も騒動を物ともせず、活躍が目立っている。彼は『文春』報道が出た翌日に緊急の謝罪会見を開いたとき、どんな質問にも答え、“裸一貫で出直す”と誓った。

準レギュラーだった旅番組が休止になり、放送予定だったNHK総合の旅番組が別の内容に差し替えられ、6月1日に石川テレビで放送の『金沢百万石まつり』の中継特番への出演がキャンセル。9月に出演予定だった舞台『サザエさん』も降板することになったのだが、その後は逆に仕事が増えている。

原田は2月19日に放送された『相棒』（テレビ朝日系）にも、２年ぶりに出演。同ドラマの準レギュラーではあるのだが、実は今回の“出演”には大きな意味あるという。

「不倫報道がでたとき、『相棒』は降板必至と言われていました、なぜなら主演の水谷豊さんは不倫に厳しく、原田さんの不倫を知ったときに『申し訳ないけど顔も見たくない』と不快感を露わにしていたらしいです。しかし、降板しなかったということはお咎めがなかったとみていいでしょう。大御所から免罪符が渡されたということで、今後は大手を振って仕事ができます」（キー局プロデューサー）

“不倫騒動”を起こしても、短期で再起できた男たちには共通点がある。まずきちんと謝罪会見を開くこと。そこでは決して下手な言い訳はしないで自分の非を認めること。そして何よりも大事なのは、妻の許しを得ることだ。

「謝罪会見を開くことだけでなく、変な話ですが、お笑い芸人や落語家の方はなにか気の利いたことを話さないかと、期待されるものです。“うまい！”と思われたら、しめたもの。あるいは誠心誠意謝罪して、反省している姿を見せればいつまでも叩かれることはないものです。ワイドショーで扱っても非難はしにくくなりますからね」（ワイドショースタッフ）

さて東出の場合だが、今後明らかに仕事に影響が出てくるのは間違いない。それを短期で回復するためには、上記の２人を参考にすればいいのだろうか。

いや、それは難しいのでは。というのも、宮崎や原田と同じ不倫でも中身が違う。彼らはいわゆる“つまみ食い”の浮気だ。

不倫相手と添い遂げようという気持ちはさらさらなかっただろう。相手の女性も、おそらくそうだろう。しかし、東出と唐田えりかの場合は何度か関係が切れながらも３年間も続いていて、深みに入り込んでいたように見える。

妻としても、“しょうがないわね、バカなんだから”では済まされない話だ。杏が東出をそう簡単に許すとは思えない。

今が東出の正念場だ。一刻も早く会見を開き、杏に心から詫びを入れ、許してもらうしかない。