5600万円稼ぐボートの新賞金女王は「23歳タピオカ好き美女」

史上最年少で賞金女王に輝いた大山千広に密着インタビュー

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華やかなシースルーのワンピース姿で本誌のカメラの前に立つと、臆することなくポーズをとってくれた

「女性が優位なのは強(し)いて言えば、体重差くらい。体力、筋力の差があるのに、それでも女性が男性に勝つことがある。すごく夢がある競技だと思います」

屈託のない笑顔でそう語るのは、ボートレーサーの大山千広(24)。タピオカドリンクを口にする姿はイマドキの女子だが、彼女の「稼ぎ」はフツーじゃない。昨年は5600万円以上の賞金を獲得。史上最年少の23歳で賞金女王に輝いた。

「私は『負けても死ぬわけじゃない』と開き直れるタイプで、その性格が良かったと思います。ピットを出てスロットルを握ったら、走ることだけに集中できるんです」(大山・以下カッコ内は同じ)

大山の母親・博美さん(54)もボートレーサーだった。’18年に引退し、31年間の選手生活を終えた。母娘レーサーは、ボートレース界で初めてだ。

「幼いときは仕事でお母さんが家にいないことが多くて寂しかったですね。でも、子供ながらにお母さんが周りと違う仕事をしていることはわかっていました。それが私の自慢で、自分も『ボートレーサーになりたい』って憧れていました」

男子顔負けのスピードターンを武器に、昨年8月には、初出場のプレミアムGⅠ『レディースチャンピオン』で優勝を果たした。だが、彼女は至って冷静だ。

「男子選手と同じ土俵で戦って勝つには、まだまだ足りないことだらけですね。ターンの向きやスピードなど操縦技術がトップの男子選手に比べたら圧倒的に負けているんです。今は底力をつけて土台を作っていく時期だと思っています」

レースで全国各地を転戦する日々に辛くなることはないのだろうか? レース開催中は宿舎で過ごし、スマホもアルコールも禁止というストイックさだ。

「他の選手も同じ条件ですし、私は苦ではないです。宿舎では規則正しい健康的な生活を送れています(笑)。辛いのは、やっぱり負けること。『負けが多い仕事』なんです。でも、悔しいのはその瞬間だけで、毎日の生活の中で仕事が辛いと思ったことは今のところありません」

レースのない休日には、ストレス解消のために買い物に出かけるという。

「洋服とかバッグを見て『かわいい♡』って和(なご)みたいんです。ただ、実際に買うのは自分にご褒美(ほうび)をあげたいときに本当に欲しいものがあったら。ボートを知らない友達も多いので、金銭感覚はそんなに変わっていないですよ」

3月3日から開催されるGⅡ『レディースオールスター』にはファン投票1位で出場する。そんな人気と実力を兼ね備える大山が目指すのは、最高クラスのレース『SG』での優勝だ。60年以上の歴史の中で女性の覇者は誰もいない。

「これを成し遂げたいという欲は、私が一番強いと思っています。今はホントにボートが楽しい。結婚相手もボートが好きな人がいいかな(笑)。自分が、これからどれだけやれるのか、ワクワクや期待感で走り続けているんです」

タピオカ女子のターンが男子をねじ伏せるとき、頂点に立つ日がやってくる。

インタビュー後に私服姿で大好きなタピオカをゴクリ。好きなアーティストは『ONE OK ROCK』でライブにも行く
’15年5月にプロデビュー。中学高校時代は陸上部に所属し、運動神経はバツグン。積極的なターンで’17年9月に初優勝を果たし、着実にキャリアを積み重ねてきた。161㎝、46㎏
本誌未掲載カット 大山千広 ボートレースの新賞金女王に密着インタビュー
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『FRIDAY』2020年3月13日号より

  • 撮影濱﨑慎治

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