「紀州のドン・ファン」捜査の焦点は新妻Sさんとの「性生活」

スクープ第3弾 独占告白 新妻Sさん「夜の供述調書」

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都内に戻ったSさん。免許は4月に取ったばかりだが、和歌山・田辺からの約700㎞を自ら運転したという

「和歌山県警の取り調べでは、社長(野崎氏)との極めてプライベートなことまで聞かれました」

「紀州のドン・ファン」こと和歌山の資産家・野崎幸助氏(享年77)が怪死を遂げてから3週間。真相は明らかになっていないどころか、むしろ捜査は暗礁に乗り上げた感すら漂い始めているが、どうやら和歌山県警は事件発生当初、完全に容疑者を55歳年下の新妻・Sさん(22)に絞っていたようだ。

前号(6月22日号)に続き、本誌はSさんを独占取材。県警は、野崎氏との性生活についても聴取していたことが明らかになった。

「『セックスはしていましたか』と聞かれました。私は正直に答えました。『1回もしたことはありません』と」

野崎氏といえば、「美女4000人を抱いた」「一日3回はしないと眠れない」と豪語していた人物。それだけにSさんの証言は驚きだが、紛れもなく事実だと断言する。

「本当に、1度もありません。昨年末に出会い、2月に入籍しましたが、結婚する前からセックスはしたことがありません。社長の名誉のために言いますが、オンナ好きだったことは絶対に間違いありません。でも私が出会った頃にはもう、社長はできなくなっていたんです。機能しなくなっていたんです。

 もちろん、ベッドに呼ばれることは何度かありました。ただそれも、『手を握っていて』とか『一緒に寝て』とか『ほっぺにチューして』と言われるだけで、セックスを求められたことはありません。一度だけ、『抜いて欲しい』と頼まれたことがあったので、『頑張るね』と言って手でしたことがあるんですが、それでもダメで。『社長、やっぱり歳だよ』と言ったら『そうか』と」

殺人事件の捜査では動機の解明が重要なポイントになる。和歌山県警は野崎夫妻に性交渉をめぐるトラブルがなかったか、「夜の供述調書」をとりたかったのだろう。しかし、トラブルどころか、性交渉の実態すらなかったというのだ。

「社長はセックスの相手というより、話し相手が欲しくて私と結婚したんだと思います。だからなおさら、私が社長を殺すなんて絶対にありえません」

野崎氏はSさんに、結婚の条件として「月100万円」を提示。夜の相手をする必要もなく、それだけもらえるのだから、動機は何一つない、というわけだ。

新妻が見た愛犬の死に際

「それに私は、社長から結婚を申し込まれたとき、『田辺(和歌山)に一緒には住めないよ。東京と行き来する形だけどいいの?』とちゃんと聞きました。社長が『それでも構わない』と言うので、籍を入れたんです。それなのに、なんで私が財産目当てで結婚して殺したと、ここまで疑われないといけないんでしょうか」

度重なる事情聴取やSさんの東京の自宅の家宅捜索でも、確たる証拠は出なかったのだろう。いよいよ捜査に行き詰まった県警は6月7日、5月6日に亡くなって土葬された、野崎氏の愛犬・イブちゃんを掘り起こすという強硬手段に打って出た。死体から覚醒剤が検出されれば、野崎氏を殺害した容疑者が絞られ、捜査が一歩前進することになる。

「愛犬が亡くなってから1ヵ月以上経っているが、死体の腐敗はそれほど進んでおらず、臭いもさほどきつくはありませんでした」(捜査関係者)

だが、Sさんに「犬の死体はすぐにお返しできます」と説明していたにもかかわらず、1週間経っても検死は終わらなかった。

「突然死したように言われていますが、イブちゃんは16歳で、亡くなる前からずっと寝ていることが多くなっていました。寿命なのかな、と皆心配していたんです。それで、亡くなる前日にご飯を食べなくなっちゃって。次の日の夜中2時頃に痙攣を起こして苦しみだしたので、私が携帯で病院を探したんです。和歌山県内に深夜診てくれるところはなくて、大阪までクルマで行きました。お手伝いさんが運転して、私は助手席。社長は後ろでイブちゃんを抱きかかえていた。そのとき、イブちゃんが暴れて社長の胸のあたりには傷ができました」

病院についたときには、すでにイブちゃんの息はなく、獣医からは「老衰」と伝えられたという。

「私やお手伝いさんが仮にイブちゃんを毒殺したなら、わざわざ病院まで連れていきますか? 警察が捜査をしなくちゃいけないのはわかりますが、早くイブちゃんの遺体を引き取って、ちゃんと埋葬してあげたいです」

検死の結果、野崎氏の愛犬から覚醒剤が検出されなければ、警察の捜査はさらに混迷を深めていくことになる。

野崎氏が定宿としていた、東京都内の高級ホテルで撮った一枚。VIPラウンジでシャンパンを楽しんだ

愛犬は5月6日に亡くなった後、野崎氏の寝室に安置され、通夜も行われた

田辺市内にある自宅の庭に建つ愛犬の墓に、線香をあげる家政婦。6月7日、和歌山県警は墓を掘り起こした

4月27日、愛犬の生前最後の一枚。抱きかかえているのはSさんで、隣は野崎氏の会社に勤める男性

撮影:小松寛之(1・2枚目)

 

Photo Gallary5

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