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<figure id="attachment_9965" aria-describedby="caption-attachment-9965" style="width: 1280px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="ee0762b5"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2018/06/15942ed90f2466368e7a98dbc71d3ced.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-9965" class="wp-caption-text">都内に戻ったSさん。免許は4月に取ったばかりだが、和歌山・田辺からの約700㎞を自ら運転したという</figcaption></figure>
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<p><span class="strongInContent">「和歌山県警の取り調べでは、社長（野崎氏）との極めてプライベートなことまで聞かれました」</span></p>
<p>「紀州のドン・ファン」こと和歌山の資産家・野崎幸助氏（享年77）が怪死を遂げてから3週間。真相は明らかになっていないどころか、むしろ捜査は暗礁に乗り上げた感すら漂い始めているが、どうやら和歌山県警は事件発生当初、完全に容疑者を55歳年下の新妻・Sさん(22)に絞っていたようだ。</p>
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<p>前号（6月22日号）に続き、本誌はSさんを独占取材。県警は、野崎氏との性生活についても聴取していたことが明らかになった。</p>
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<p><span class="strongInContent">「『セックスはしていましたか』と聞かれました。私は正直に答えました。『1回もしたことはありません』と」</span></p>
<p>野崎氏といえば、「美女4000人を抱いた」「一日3回はしないと眠れない」と豪語していた人物。それだけにSさんの証言は驚きだが、紛れもなく事実だと断言する。</p>
<p><span class="strongInContent">「本当に、1度もありません。昨年末に出会い、2月に入籍しましたが、結婚する前からセックスはしたことがありません。社長の名誉のために言いますが、オンナ好きだったことは絶対に間違いありません。でも私が出会った頃にはもう、社長はできなくなっていたんです。機能しなくなっていたんです。</span></p>
<p><span class="strongInContent">　もちろん、ベッドに呼ばれることは何度かありました。ただそれも、『手を握っていて』とか『一緒に寝て』とか『ほっぺにチューして』と言われるだけで、セックスを求められたことはありません。一度だけ、『抜いて欲しい』と頼まれたことがあったので、『頑張るね』と言って手でしたことがあるんですが、それでもダメで。『社長、やっぱり歳だよ』と言ったら『そうか』と」</span></p>
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<p>殺人事件の捜査では動機の解明が重要なポイントになる。和歌山県警は野崎夫妻に性交渉をめぐるトラブルがなかったか、「夜の供述調書」をとりたかったのだろう。しかし、トラブルどころか、性交渉の実態すらなかったというのだ。</p>
<p><span class="strongInContent">「社長はセックスの相手というより、話し相手が欲しくて私と結婚したんだと思います。だからなおさら、私が社長を殺すなんて絶対にありえません」</span></p>
<p>野崎氏はSさんに、結婚の条件として「月100万円」を提示。夜の相手をする必要もなく、それだけもらえるのだから、動機は何一つない、というわけだ。</p>
<h2>新妻が見た愛犬の死に際</h2>
<p><span class="strongInContent">「それに私は、社長から結婚を申し込まれたとき、『田辺（和歌山）に一緒には住めないよ。東京と行き来する形だけどいいの？』とちゃんと聞きました。社長が『それでも構わない』と言うので、籍を入れたんです。それなのに、なんで私が財産目当てで結婚して殺したと、ここまで疑われないといけないんでしょうか」</span></p>
<p>度重なる事情聴取やSさんの東京の自宅の家宅捜索でも、確たる証拠は出なかったのだろう。いよいよ捜査に行き詰まった県警は6月7日、5月6日に亡くなって土葬された、野崎氏の愛犬・イブちゃんを掘り起こすという強硬手段に打って出た。死体から覚醒剤が検出されれば、野崎氏を殺害した容疑者が絞られ、捜査が一歩前進することになる。</p>
<p><span class="strongInContent">「愛犬が亡くなってから1ヵ月以上経っているが、死体の腐敗はそれほど進んでおらず、臭いもさほどきつくはありませんでした」（捜査関係者）</span></p>
<p>だが、Sさんに「犬の死体はすぐにお返しできます」と説明していたにもかかわらず、1週間経っても検死は終わらなかった。</p>
<p><span class="strongInContent">「突然死したように言われていますが、イブちゃんは16歳で、亡くなる前からずっと寝ていることが多くなっていました。寿命なのかな、と皆心配していたんです。それで、亡くなる前日にご飯を食べなくなっちゃって。次の日の夜中2時頃に痙攣を起こして苦しみだしたので、私が携帯で病院を探したんです。和歌山県内に深夜診てくれるところはなくて、大阪までクルマで行きました。お手伝いさんが運転して、私は助手席。社長は後ろでイブちゃんを抱きかかえていた。そのとき、イブちゃんが暴れて社長の胸のあたりには傷ができました」</span></p>
<p>病院についたときには、すでにイブちゃんの息はなく、獣医からは「老衰」と伝えられたという。</p>
<p><span class="strongInContent">「私やお手伝いさんが仮にイブちゃんを毒殺したなら、わざわざ病院まで連れていきますか？　警察が捜査をしなくちゃいけないのはわかりますが、早くイブちゃんの遺体を引き取って、ちゃんと埋葬してあげたいです」</span></p>
<p>検死の結果、野崎氏の愛犬から覚醒剤が検出されなければ、警察の捜査はさらに混迷を深めていくことになる。</p>
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<p><span class="strongInContent">＜大特集！「紀州のドン・ファン　知られざる壮絶生涯」は<a href="https://friday.gold/feature/donjuan?utm_source=white&amp;utm_medium=article&amp;utm_campaign=donjuan" target="_blank" rel="noopener noreferrer">こちらをクリック</a>＞</span></p>
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<p><a href="#" data-ident_hash="1e47292b"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2018/06/e6818035e52fb734b028041b13e88885.jpg" alt=""></a></p>
<div class="caption">野崎氏が定宿としていた、東京都内の高級ホテルで撮った一枚。VIPラウンジでシャンパンを楽しんだ</div>
<p><a href="#" data-ident_hash="2aceb3c2"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2018/06/3004e3fa227969df7c28fbb4c7269385.jpg" alt=""></a></p>
<div class="caption">愛犬は5月6日に亡くなった後、野崎氏の寝室に安置され、通夜も行われた</div>
<p><a href="#" data-ident_hash="6bab0e9d"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2018/06/5806ad5ee6ba4db856e956aca74fce4b.jpg" alt=""></a></p>
<div class="caption">田辺市内にある自宅の庭に建つ愛犬の墓に、線香をあげる家政婦。6月7日、和歌山県警は墓を掘り起こした</div>
<p><a href="#" data-ident_hash="0f61a1de"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2018/06/afe500bee2bd8c68ed2c152dafe1fbbf.jpg" alt=""></a></p>
<div class="caption">4月27日、愛犬の生前最後の一枚。抱きかかえているのはSさんで、隣は野崎氏の会社に勤める男性</div>
<p>撮影：小松寛之(1・2枚目)</p>
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都内に戻ったSさん。免許は4月に取ったばかりだが、和歌山・田辺からの約700㎞を自ら運転したという 「和歌山県警の取り調べでは、社長（野崎氏）との極めてプライベートなことまで聞かれました」 「紀州のド

「紀州のドン・ファン」捜査の焦点は新妻Sさんとの「性生活」

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