「重圧に勝てるメンタルの強さもある」新女王になった女子体操・宮田笙子 パリ五輪でもヒロインに! | FRIDAYデジタル

「重圧に勝てるメンタルの強さもある」新女王になった女子体操・宮田笙子 パリ五輪でもヒロインに!

順天堂大2年 世界に通用する跳躍力で、全日本選手権で悲願の初優勝

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京都府出身。身長は151㎝と小柄ながら、天性のバネを活かした演技が魅力。オフには清水翔太などのJ-POPを聞いたり、コスメや服などの買い物を楽しんだりと等身大の女子大生としての一面も
京都府出身。身長は151㎝と小柄ながら、天性のバネを活かした演技が魅力。オフには清水翔太などのJ-POPを聞いたり、コスメや服などの買い物を楽しんだりと等身大の女子大生としての一面も

「世界で戦うためには安定感が一番大切。最後まで自分らしい、いい演技ができた」

新女王は、自信たっぷりに振り返った。

4月13日に行われた体操全日本選手権の女子決勝。19歳の宮田笙子(しょうこ)は跳馬で全体1位の点数をマークするなど全4種目すべてで上位をキープ。2位に2点以上の大差をつけて初優勝を果たした。

パリ五輪選考レースで独走状態に入った宮田。オリンピック2大会出場の経験を持つ鶴見虹子氏が、強みを分析する。

「演技が安定していて、脚力も強い。高い跳躍力を活かした跳馬や床に強みがあります。その跳躍を際立たせているのが着地の技術です。着地は減点されやすい部分で、どんなに難度の高い技をやっても、そこが乱れると点数が伸びません。宮田さんは空中感覚に優れていて、着地の取り方が超一流です。このあたりは、東京五輪の種目別で銅メダルを獲得した村上茉愛(まい)さんに通じるものがあります」

長年の課題だった段違い平行棒にも改善の兆(きざ)しが見えた。全日本選手権に向け、本番と同じ演技の『通し練習』を毎日欠かさず、3本連続で行ってきた。猛練習の成果もあり、全日本選手権では平行棒で全体2位の高得点をマークした。

「平行棒は世界と比べると技の難度がまだ物足りないように感じます。倒立の姿勢や膝(ひざ)・つま先のばらつきも目立ちます。でも、ここを伸ばせればより加点が見込める。もともと、重圧に勝てるメンタルの強さもある。エースとしてさらなる進化に期待したいです」(同前)

覚醒の時を迎える新女王が、パリの地で飛躍するのは間違いない。

『FRIDAY』2024年5月3日号より

  • PHOTOアフロ

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