<figure id="attachment_305647" aria-describedby="caption-attachment-305647" style="width: 1146px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="1fedfe60"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/04/IMG_0746.png" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-305647" class="wp-caption-text">２拠点生活を送ることになったエリさん（右）と</figcaption></figure>
「これはしっかり書いといてくださいね。才賀紀左衛門（34）は妻子と平和に過ごしているって！！」
哺乳瓶や赤ちゃんグッズが乗ったテーブルの向こうで、紀左衛門は上機嫌だった。
「今日もね、仕事が終わってエリに『どこにおる～？』って連絡したら、『いま、散歩してるよ』と。公園にいるって言うから『じゃあ、そっち行くわ』って電話を切って、公園に向かったんですよ。そしたら、お弁当を持って母子で遊んでいるわけです。平和やな……って思いました。これが普通の家族か、ええもんやなぁとジーンときました。僕は芸能人の友達もいて、かつては六本木や西麻布でパーティをして『イエーイ！』って遊んでいました。だけど、夜のパーティより、お昼の公園でお弁当を食べながら妻子が笑顔でいてるのを、ボーッと見ているほうがずっと幸せです。普通の、日常が幸せ。俺が本当に求めてたんはこれや！って確信しました」
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紀左衛門と、彼が事実婚したエリさんのブログは世間の耳目を集め、毎日のようにネットニュースで一家の近況が報じられている。失礼ながら、記者が見ている限り、夫婦喧嘩や別居騒動などネガティブなニュースばかりだが……？！
「ネットニュースに、ちょっと悪意を感じるというか……。たとえば、去年だったかな、僕が妻子を置いて出かけていることが叩かれたことがありました。赤ちゃんがいるんだから、そりゃ家に居られるときは居たほうがいいんですけど、僕は家族のために稼がないといけないんです。これまで貯金を削って暮らしていましたけど、そんな生活がいつまでも続くわけがない。人に会って、営業して、仕事を創り出すべく、動かなきゃいけないんです。逆に言えば、安心して家庭を任せられるパートナーを見つけたからこそ、営業に出かけられるようになった。そこの視点がネットニュースには欠けていますよね」
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――仕事とは格闘技？
「ここ数年で２～３試合やりましたけど、正直、ベストコンディションとは程遠かった。格闘技はメンタルスポーツなんでね、家庭のゴタゴタがめちゃくちゃ響くんです。そこに加えて若年性の白内障にもなってしまって……とても戦える状態ではなかったんですけど、生活するためにやらざるを得なかった。全盛期からは相当落ちていますし、もう戻せないかもしれません。だけど、格闘技があったからいまの僕があるのは間違いない。だから、格闘技に目を背けず今後も全力でチャレンジしていきたいですね。
『ブレイキングダウン』のおかげで格闘技人気は高まってますし、格闘家たちが食べていける場所が増えた。実際、試合のオファーもいくつかいただいています。まだ詳しくは言えないんですけどね。格闘技１本でいくのか、指導者になるのか、格闘技を絡めたフィットネスのインストラクターになるか。自分の身体と相談しつつ、チャレンジしていきたいです」
――昨年暮れあたりにエリさんが「もう我慢できない」という旨のブログをアップして、かなり心配されましたが？
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「産後のストレス……というんかな、エリのストレスがピークにきたことはありましたね。赤ちゃんが生まれて２ヵ月ぐらいのときかな？　エリに子育てや家事を任せきりにしてしまっていたんです。彼女も期待に応えようと一生懸命だから、ストレスが溜まってしまってパーンと破裂したというか……いまはもう、そんなことはないです。
ちゃんと向き合って話し合っている。分担できることは分担しています。彼女がリラックスできる空間を作るために、４月３日から自宅とは別の部屋を借りました。僕から離れて一息つける時間が大事だということを理解できたからです。それが『別居』の真相です」
ようやく父としての自覚が芽生えた紀左衛門。自身をバッシングする記事のコメントからも学びを得ているという。
「コメントをよく読むと“悪意しかない人”と“善意の人”、両方いることがわかったんです。たとえば、善意の人は『相手の立場になって考えてほしい。あなたがエリさんだとして、彼女と同じ生活ができますか？』と気づきを与えてくれる。読んでいて『なるほどなぁ』と思いました。女性は出産後、ホルモンの影響で体調などが乱れやすくなるということもコメント欄で知りました。
以前、『そんなにシンドイならベビーシッター雇えや』ってエリに言って『子供の世話は大変じゃない。お前の世話が大変やねん！』って怒られたことがありますけど、本当にその通りですよね(笑)。子育てでロクに眠れずヘロヘロになっているエリに『請求書作っといて』って頼んだりしていましたから。そんな僕が、どうしても外出しなきゃいけないときは妻にお土産を買って帰るようになりました。子育てって、親も成長させてもらえるんですね」
照れを隠すようかのように台所に立ち、記者にコーヒーを淹（い）れながら「そうそう、面白い写真があるんです」と紀左衛門はスマホの画面を記者に見せた。
「エリが送ってくれたんですけど、右が１年前の僕。エリと知り合ったころですね。で、左が最近の僕。別人みたいでしょう？　ストレスと睡眠不足で顔がむくんでるし、肌も荒れてる。ストレスほど怖いものはないなって、身に沁みましたね」
<figure id="attachment_305126" aria-describedby="caption-attachment-305126" style="width: 1154px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="2f13b7a1"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/04/IMG_0743.png" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-305126" class="wp-caption-text">「あびる優との戦い」のビフォーアフター</figcaption></figure>
<div data-friday-nextpage-lead="再び格闘技の世界へ"></div>
あのトラブルがあったからこそ、成長できた。だから今の平和があるーーと紀左衛門は語気を強めた。
「子供の成長を見守ることができる時間って、実は限られた短い期間なんです。『終わってみればアッという間だった』って言うじゃないですか？　ツラいこともありましたけど、おかげで人間として成長させてもらえました。僕の使命は家族をしっかり守ること。この平和を守ること。今年は挑戦の年にしたいと思っています。リングの上になるか、ジムになるか、スポーツクラブになるかわかりませんけど、格闘技ともう一度向き合って勝負したい。どの舞台になっても、愛する家族のために全力で戦います！」
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<figure id="attachment_305128" aria-describedby="caption-attachment-305128" style="width: 3310px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="c92a3f03"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/04/IMG_0139.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-305128" class="wp-caption-text">格闘技への本格復帰も視野に入っている</figcaption></figure>

あびる優との長女を巡る戦いの末に「平和を獲得した」と言う才賀紀左衛門。ネットニュースでは家庭の危機が連日報じられているが「別居」も話し合いの末の前向きなものだという。

独占告白！格闘家・才賀紀左衛門が語る「僕とエリが別居を選んだ理由」

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