<figure id="attachment_307863" aria-describedby="caption-attachment-307863" style="width: 779px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="a1666064"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/04/2023030812482-2.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-307863" class="wp-caption-text">ドロ沼の〝内紛〟が表面化した立花孝志氏（左）と大津綾香氏（右）</figcaption></figure>
政治ネタか社会ネタであることは間違いないのだが、何となく芸能テイストを感じてしまうのが、国政政党『政治家女子48党（旧NHK党）』で起きているドロドロのお家騒動だ。
「NHKをぶっ壊す！」
<div data-friday-ad-slot="AD_inArticle"></div>
で知られる立花孝志氏とNHKの番組出身の元タレント・大津綾香氏のバトルが勃発した裏には、少なからずガーシー容疑者も関係しているからだ。
同党は元々、『NHK党』の党首だった立花氏らが設立した政治団体で、第20回統一地方選挙に向けて候補者を募集した際にYouTubeを見て応募してきたのが、現党首となっている大津氏だ。
先月、NHK党所属のガーシー議員が、〝登院して陳謝〟という参議院から科された懲罰に応じずに除名。それを受け、責任を取るということで党首の立花氏が辞任を表明した。
その後、NHK党の党名を『政治家女子48党』に変更し政治団体と名称を同じにし、後任の党首には大津氏を充てると発表した。大津氏はNHKの『週刊こどもニュース』で、池上彰の娘役として出演していたことで知られている。そんな彼女が政治家を目指しただけでなく、国政政党の党首に就任したわけだからメディアが飛びつかないわけがない。
「内紛が勃発した背景に、旧N党が抱えていた借金などお金の問題などがあるようですが、大津氏を代表から外したかった大きな理由は、彼女が頑張っちゃったからじゃないでしょうか」
そう話すのは、全国紙社会部記者だ。
<div data-friday-ad-slot="AD_inArticle"></div>
「これまで政治に関わったことのなかった右も左もわからない“素人”（大津氏）を代表に据えて、実権は自分たちが握ろうと考えていたんじゃないでしょうか。けれども、大津氏は自分が背負わされそうになった約11億円という党の借金やお金の使い道について、色々と疑問を持ち始めました。
同時に立花氏に対する不信感が膨らんでいったんでしょう。それで第三者委員会を立ち上げて党内のお金の流れを徹底的に調べるなんて言い出した。立花氏にしてみれば〝余計なことをしてくれて……〟というところでしょうね」（同・全国紙記者）
党首就任会見ではおぼつかなさが感じられた大津氏だったのだが、ここにきて何かに目覚めたのか人が変わったように力強さを見せている。〝軽い神輿〟だろうと見られていたのが、今ではそんなイメージは払拭されている。
<div data-friday-nextpage-lead="〝軽い神輿〟だったハズが……"></div>
今月６日、大津氏は
《ｗｗｗ政治家女子ともはや関係ない人が党首の私を政治家女子の全体ラインから削除しました。その権利はあるのかなｗ》
とツイッターに投稿。『立花孝志』が『あやか』をグループから削除したと表示している画面画像をアップするなど、さらに抵抗姿勢を強めていたが、立花氏は７日に参議院会館で開かれた『政治家女子48党』の定例会見で大津党首を除名処分としたと発表。代表権はガーシー容疑者の除名で繰り上げとなった齊藤健一郎参院議員に変更され、立花氏は代表権を持たない党首になることも併せて発表された。
<div data-friday-ad-slot="AD_inArticle"></div>
だが、12日に大津氏は自身のツイッターで、党首交代に関して承認も同意もしていないとしたうえで、
《私は、現在も政治家女子48党の党首であり代表者です。私が党首や代表者を辞任したということはありません》
と綴り、徹底抗戦する構えを見せていた。
すると13日に立花氏が、大津氏と和解ができなければ法的措置を講じると発表し、翌日には
「残念ながら、大津あやかさんを、被告にする事にしました」
「民事も刑事も【背任罪】」
として大津氏を訴えることを発表した。そして同党の代表権については裁判の仮処分で決めると語った。
目まぐるしく状況が変化する“お家騒動”だけにネットではほぼ毎日のようにニュースとして取り上げられているが、なぜかテレビのニュースやワイドショーで取り上げることはない。テレビ局関係者によれば、
「政治に関係していることで国民も無関心ではいられません。確かに芸能ニュースのようなドロドロ感があり、ネットニュースであれだけ話題になっていますから興味を持っている人も多く、ワイドショー向きのネタとも言える。ただ、選挙期間中ということもあり、一政党のネガティブな話題を大々的に取り上げるというのもはばかられるという事情もあります。
ですが、それよりも立花氏が面倒くさい人ということで扱わないというのが本音です。下手なことを言って、絡まれても厄介なので……。話題になり始めたころのガーシー容疑者と同じです。今のところ様子見ですね」
という理由だという。
何が起きても、「想定内のこと」、「すべて計算ずく」と言い、泰然自若としていた立花氏。最近は氏の口からその言葉が聞かれないが、ガーシー容疑者の逮捕状も、内紛も想定内だったのだろうか――。

宮城県仙台市出身。31歳の時にFRIDAYの取材記者になる。FRIDAY時代には数々のスクープを報じ、その後も週刊誌を中心に活躍。最近は、コメンテーターとしてもテレビやラジオに出演中

佐々木博之（芸能ジャーナリスト）

共同通信社

NHK党から『政治家女子48党』というアイドルグループのような名前に変更したものの、立花孝志氏と大津綾香氏との内紛が表面化。法廷闘争にまで発展しそうだが……

立花孝志氏VS大津綾香氏『政治家女子48』の〝ドロ沼内紛〟をテレビが大々的に取り上げないワケ

あなたへのオススメ

関連記事