日本でも販売 台湾・刺青服役囚による「マスク製造現場写真」

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刺青の入った受刑者が器用にマスクを作る

揃いの白いTシャツを着た男たちが、器用にミシンを操っている。作っているのは新型コロナウイルスの感染拡大で、需要が高まっているマスク。だが通常のマスク工場と違い、異様な緊迫感が漂っている。男たちの多くが丸坊主で、中には腕に唐草模様の刺青を入れている者もいるのだーー。

写真が撮影されたのは、台湾北部の台北刑務所。受刑者がコロナ感染予防のため、マスクを生産しているのだ。月に作られるマスクは、この刑務所だけで5万枚以上になるという。中国人ジャーナリストの周来友氏が語る。

「台湾では2月にコロナ感染者が急増して以降、国の方針で、すべての刑務所でマスクを製造しています。軽犯罪者も殺人などを犯した凶悪犯も一緒。需要が高まり、時間外まで働くケースもあります。値段は日本円で1枚90円ほどです」

「メイドイン刑務所」のマスクが流通しているのは、台湾国内だけではない。日本でも販売されているのだ。周氏が続ける。

「台湾ではマスクが輸出禁止です。目をつけたのが、台湾のマフィアなど反社会的な組織。マスクを買い占め、日本など海外へ転売するようになったんです。日本では一時マスクが枯渇していたため、商品価値が上昇。販売価格は最も高い時で、10倍以上になったと言われます」

ルートは不明だが、台湾製マスクの日本での販売拠点となっているのが、一部のタピオカ店だ。

「台湾発祥のタピオカティーを飲む『タピる』という言葉は、昨年の流行語になるほど流行りましたが、ブームが去るとまったく売れなくなりました。代わりに台湾の代理店が運営する一部のタピオカ店では、マスクが売られるようになったんです。原価がほとんどかからないので、店としては利幅は大きい。現在では東京・新大久保などの多くのタピオカ店で、マスクを箱売りしていますよ」(周氏)

日本の一部の刑務所でも生産が始まっているマスク。コロナ騒動を利用して悪用されないよう監視が必要だろう。

会話もなく淡々と仕事をする受刑者たち。右前の男の腕にも刺青が見える
出来あがったカラフルなマスクを自慢気に見せる50代の受刑者
撮影された台北刑務所だけで1ヵ月に作られるマスクは5万枚以上になるという
  • 写真AFP/アフロ

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