「新しい生活様式」の必需品? お助けロボットたちが世界で活躍

「3K」(きつい、きたない、危険)に「感染防止」をカバーするロボットを一挙公開

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フィリピンの高校で行われた「サイバー卒業式」。ロボットに取り付けられたタブレットに生徒の顔が表示される

「これまで、ロボットは『3K(きつい、きたない、危険)』労働をサポートするために導入されることが多かったんです。コロナ・ショック以後はこれに『感染リスク』を加えて『4K』になったと言われ、『感染防止』の観点からもロボットが注目されるようになってきました」(サイエンスライターの森山和道氏)

コロナ禍によって「ソーシャルディスタンシング」が日常となる中、お助けロボットの需要が世界中で急増している。

中国やアメリカでは、すでに消毒や清掃に自律移動型ロボットが使われている。また、外出制限令下のチュニジアのように、警備ロボットを使って出歩いている市民がいないか監視するケースもある。

「少し変わった例でいうと、フィリピンのルネ・カエタノ科学技術高校で行われた『サイバー卒業式』は斬新です。生徒が遠隔地から自らの分身となるアバターロボットを操作し、教師から卒業証書を受け取る試みがなされました」(森山氏)

お助けロボットの活躍はこれだけに留まらない。ロックダウンが解除されたタイのショッピングモールでは、買い物客の体温をチェックするため、新型ロボット「PATROL」が導入された。最新の通信システム「5G」が使われており、膨大な量の情報を瞬時に処理することが可能。技術革新は日々進んでいるのだ。

今までは活用しきれていなかった先進的なテクノロジーが「新しい生活様式」に合わせて一気に普及し始めた。ロボットの進化によって、我々の未来のライフスタイルはガラリと変化するに違いない。

タイ・バンコクにあるショッピングモール「サイアム・パラゴン」に配備された新型5Gロボット「PATROL」
タイ・マヒドン大学のエンジニアによって設計された「Wastie Robot」。病院で新型コロナ患者が出した廃棄物を回収
ロックダウンが行われたチュニジアでは、警備ロボットが市民を監視。外出許可証を見せなければ、警察に捕まる
中国・安徽省では、小さな戦車型のロボットが公道に消毒液を散布。新型コロナ対策として大活躍したという
コロンビアでは配送サービスアプリ「Rappi」を使うと「Kiwibot」という小型輸送ロボットが配達してくれる

『FRIDAY』2020年6月26日号より

  • 写真Getty Images

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