米倉涼子のオスカー退社理由としてささやかれる「バーターの秘密」

連載 スタッフは見た!週刊「テレビのウラ側」Inside story of Television

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『オスカープロモーション』の看板女優だった米倉涼子。多数のドラマで主演を務めていた彼女の独立により同社は多くのバーター枠を失うことに

大手芸能プロダクション『オスカープロモーション』のタレントの流出が止まらない。昨年12月の忽那汐里(くつなしおり)(27)を皮切りに岡田結実(ゆい)(20)、長谷川潤(34)に看板女優の米倉涼子(45)までが独立。8月末には剛力彩芽(28)、福田沙紀(29)ら4人が退社した。

「新経営陣によるパワハラと経費の締め付けで敏腕マネージャーらが大量退社したことが発端だとも報じられていますが、同社のバーター戦略のマズさを指摘する声もありますね。人気タレントと他のタレントを束にして売り出すバーター(実は、束の逆読み)は新人を売り出す手法としては有効です。ところが『オスカープロモーション』には10年以上もバーターで起用され続けている女優がいるんです。

デビューから数年経てば他の新人にバーター枠が譲られるのが常なのに、同社の女優の主演作に毎回のようにバーター出演している女優がいる。オスカーの新人タレントにしてみればチャンスを奪われ続けているわけで、不満を持ったとしてもおかしくない」(テレビ朝日関係者)

米倉が『オスカープロモーション』を退社した理由のひとつがバーターだったと推測するのは、芸能プロ幹部だ。

「’18年に放送された米倉主演の『リーガルV~元弁護士・小鳥遊(たかなし)翔子~』(テレ朝系)にも当該の女優が起用されたのですが、制作発表で彼女が紹介されるや、米倉が露骨に嫌な顔をして、現場がピリついたことがあります。以降、米倉が同局の『ドクターX』の続編に出る際の条件に『当該の女優をバーター起用しない』が追加されたともっぱらのウワサです。

米倉は『オスカープロモーション』創業者の古賀誠一会長のことは尊敬していますが、特定のタレントをゴリ押しする同社の方針には必ずしも賛成じゃなかったといいます」(芸能プロ関係者)

先述した通り、バーター自体は新人に経験を積ませる有効な手段だ。

「かつては端役でもオーディションで選んでいましたが、不況による経費削減でオーディションが激減した。バーターは若手にとって数少ないチャンスなんです。あの中村倫也(ともや)(33)も、かつては同じ事務所に所属する佐々木希(のぞみ)(32)や松坂桃李(31)のバーターで役を得て、実力をつけたから今がある」(映画会社関係者)

だが、ドラマの場合、バーター出演者が大根役者だと作品の質が低下するため、一定の基準が存在するという。

「アイドルの卵がワンサカ出る深夜ドラマなら別ですが、通常作だと主演一人につきバーターは二人まで。主要キャストならバーターは一人、というのが相場ですね。ズブの素人がバーター出演する場合、出演料は主演のギャラに含まれるというケースが多く、われわれ制作側サイドにとっても悪い話じゃないんですよ」(キー局プロデューサー)

バラエティ番組でもバーターはあるが、総じて不評だという。

「吉本興業も自社で制作している番組以外、ほとんどバーターはやりません。大御所タレントのバーターで若手芸人をねじ込んだために『あそこの事務所はめんどくさい』と、その大御所自身が番組に呼ばれなくなるケースが少なくないですから」(制作会社ディレクター)

バーターを生かすも殺すも、芸能プロダクションの腕次第なのである。

『FRIDAY』2020年9月25日号より

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