森喜朗に引導を渡せる「人がいない」というニッポンの大問題点 | FRIDAYデジタル

森喜朗に引導を渡せる「人がいない」というニッポンの大問題点

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「女性蔑視発言」の釈明会見でも逆ギレした森喜朗。海外からの批判の声も多い

東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が大炎上している。

2月3日の日本オリンピック委員会(JOC)臨時評議員会で「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります」などと発言。国内のみならず、世界からも批判の声が上がった。

これを受け、森氏は4日に緊急会見を開催。前日の“女性蔑視発言”について「五輪・パラリンピックの精神に反する不適切な表現。反省して撤回したい」と謝罪。ここまでは良かったが、自身の進退に話が及ぶと

「皆さんが邪魔だと言うなら老害は粗大ごみになったのかもしれないから、掃いてもらえばいいのでは?」

とチクリ。組織委のトップに適任ではないと追及した記者には「承っておきます」と冷笑し、発言の真意に迫ろうとする質問を

「そういう話はもう聞きたくないよ。面白おかしくしたいから聞いてるんだろ?」

と逆ギレしてみせた。無論、この様子も世界に打電された。

「なんていうんだろ…もう手遅れというか、森会長の逆ギレを見て怒りよりも諦めの気持ちが強かったですね。考えを改めるように言っても、この人は無理なんだな、と。絶望的な気持ちになりました」(スポーツ紙記者)

ツイッターでは《#森喜朗氏は引退してください》というハッシュタグが日本のトレンドとなり、同氏の大会組織委員長の辞任を求める声が続々と寄せられている。

しかし、これがまた難しい。森氏に引導を渡せる人が見当たらないからだ。

そもそも森氏はなぜ組織委員会のトップに立ったのか? ‘14年1月14日の報道にはこうある。

《下村博文五輪担当相と日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長、東京都の秋山俊行副知事が都内で3者会談を行い要請を決め、森元首相が受諾した》

任命した人物はおらず、三者の“要請”によって決まったとある。当時、下村氏は

「経済界の方や、国内外のスポーツ関係の方とネットワークを持っておられる。最終的に森元総理が適任ではないかということで3者で合意した」

とヨイショしまくっていた。

「森さんに要請した3者が引導を渡す? 軽くあしらわれて終わりですよ。下村さんなんて、森さんの忠実な子分なんだから(笑)。竹田さんにしてもそう。森さんがいろいろと守ってきたからね」(永田町関係者)

政治家に期待できないとあらば、どうするのか? 実は一連の報道を見て「おや?」と気になった部分がある。逆ギレ会見後に生出演したBSフジ『LIVEプライムニュース』でのことだ。森氏は家族について言及。

「長い政治生活で負の面も多かった。家内は大変な苦労をした。もう家内を苦しめることはないと思っていたが、カミさんにえらい心配をかけて」

と話した。さらに孫娘からは手紙をもらい

「読んでいたらかわいそうになってね。孫が寝不足だったのか会社で倒れたらしいんですね。えらいことになったな、と。まだ会っていないんで、明日にでもなぐさめて謝っておこうと思っている」

と話した。このクラスの御仁に引導を渡せるとすれば、それはもう家族しかいない。妻からの説教に加え、今回はかわいい孫娘が嘆願の手紙を寄こした。

“舌禍事件”から間髪入れずに手紙をしたためたことからして、家族にとっても緊急事態だったのだろう。ひょっとすると、妻と孫娘は森氏の失態をニュースで知り、引導を渡しにいったのではないか?

「仮に奥さんからの注進、そして孫娘からの手紙で辞任したとなれば、多少の美談にもなったはずだ。ところが、森さんは『えらいことになった』とは理解できても、それが引導であることに気が付いていないのではないか」

そう語るのは、ある自民党関係者。今回の最大の問題は「令和の妖怪」と化した森氏に引導を渡せる人物がいないこと、そして本人が引導を渡されているのに気付こうとしないことだ。万策尽きたか…。

  • 写真代表撮影/ロイター/アフロ

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