二階堂、新垣、キムタク…芸能人「オシャレTシャツ」の存在感
19年5月、東京・目黒区内のペット用品店に小顔美女の姿があった。女優の二階堂ふみ(26)である。
「二階堂は、保護犬だったジャックラッセルテリアと、まだ若い柴犬を飼っており、朝晩の散歩を欠かさないそうです。そのため、毎日1万歩ほど歩き、体型維持につながっているそうですよ。動物愛護の精神も強く、毛皮など動物素材のファッションは避けるようにしているのだとか」(民放キー局社員)
気になるのが、彼女が着ているTシャツ。デカデカと「蒲田温泉」と書かれている。演技派らしい、独特なセンスの服選びなのだろうーー。
芸能人は、時に変わった奇抜Tシャツを着こなす。ファッショナブルな彼らだと、オーラや魅力が一段と増すからサスガだ。『FRIDAY』も、芸能人のセンスあふれるシャツ姿をたびたび目撃。レア画像で、その圧倒的存在感を紹介したい。
シュプリームの新作を着て
20年夏に放送されたドラマ『BG〜身辺警護人〜』(テレビ朝日系)。同年7月の朝、その撮影が埼玉県内で行われていた。撮影の舞台となった寿司店に主演の木村拓哉(48)が現れると、現場の雰囲気が一気に引き締まる。黒いマスク姿で、まばゆいばかりの芸能人オーラを発していた。
「リハーサルではフェイスシールドを着用するなど感染対策は徹底しています。キムタクの現場には大勢のファンが集まりがちで感染リスクが上がるため、スタッフは厳戒態勢です」(テレビ朝日社員)
この日も撮影終わりには、送迎車をできるだけキムタクの近くに寄せ、ロケバスでファンから目隠しする工夫も。キムタクは、若者の間で人気のシュプリームの新作Tシャツを着て、現場を後にした。
20年5月にインスタグラムを開設して以来、自身の日常や撮影風景を積極的に投稿しているキムタク。もちろん、愛娘のCocomi(20)とKōki,(18)からもフォローされている。
胸に書かれたメッセージの意味
19年6月の昼下がり。東京・有楽町にある映画館の地下駐車場には、20人ほどの出待ちファンが並んでいた。お目当ては、この日舞台挨拶が行われていた映画『ザ・ファブル』の出演者たちだ。
ほどなくして、楽屋口から次々と俳優陣が出てきた。主演の岡田准一らに続き、木村文乃(33)と山本美月が登場。まっすぐ送迎車に向かった山本とは対照的に、木村はファンに向かい、Tシャツの前面を伸ばして見せる。そこにあったのは「I ♡ Fuminist」の文字。そこには意味深なメッセージが……。
「木村のファン対応が神レベルなのは、『フミニスト』と呼ばれる木村のファンの間では有名な話。苦労時代が長かった木村は、『ファンあっての自分』という気持ちが強いんです」(芸能プロ関係者)
この日も木村は、10分ほどかけてファン対応。全員と握手して言葉を交わし、女性ファンが連れていた赤ちゃんの頭を優しくなでる場面も見られた。20年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』では、主人公・明智光秀の正室を演じた木村。活躍をフミニストも喜んでいるだろう。
芸能人にとって、Tシャツは単にファッションアイテムの一つではない。時にはファンへのメッセージともなるのだ。彼ら、彼女たちが着ているシャツに描かれたイラストや文字に注目すると、意外な主張がわかるかもしれない。
撮影後のTシャツ
スケスケのTシャツで撮影現場から現れたのは、女優の新垣結衣(33)。07年8月の猛暑のこと。汗をかきながらガッキーが出てきたのは、群馬県桐生市の野球場だ。
「08年に公開された『フレフレ少女』のロケでした。ガッキーの役柄は、主役の高校応援団長。桐生市の野球場では、甲子園出場をかけた県大会決勝で母校のチームに声援を送るシーンが撮影されました。35℃以上の気温に、さすがのガッキーもバテ気味。スタッフから冷却パックを渡され、生き返ったような表情をしていたのだ印象的でした」(当時の映画スタッフ)
撮影後のガッキーは黒いタンクトップが見えるTシャツに、ダボダボのジーンズ姿。猛暑での仕事を終え、ラフなスタイルで宿泊先のホテルへ戻っていった。
芸能人にとって、Tシャツは単にファッションアイテムの一つではない。時にファンへのメッセージや、その日のコンディションが現れていることもある。彼ら、彼女たちが着ているシャツに描かれたイラストやデザインに注目すると、意外な事実がわかるかもしれない。
- 撮影:足立百合 川上孝夫 坂口靖子 清水直樹 田中俊勝 蓮尾真司 原 一平 堀田 咲