ASKAがまさかの電車移動!?トラブルを超えて「有観客ライブ」 | FRIDAYデジタル

ASKAがまさかの電車移動!?トラブルを超えて「有観客ライブ」

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年齢を感じさせないシャウトを見せた
年齢を感じさせないシャウトを見せた

1月7日、歌手のASKA(63)が「府中の森芸術劇場」にて、全国ツアー『ASKA premium concert tour-higher ground-アンコール公演』の初日に臨んだ。

当日、スタッフらとともに車で府中へ向かったものの、積雪が残っていたため通るつもりの道がまさかの封鎖。「会場に来なきゃいけない時間に新宿にいた」という。

「スタイリストの方が運転していて、よくぶつける方なんだけど(笑)、その方がメールのやり取りとかしてて、『もう着くかな』と思ったらまだ新宿のビル街で……。いろんなところが封鎖されてたの。ふつう諦めるでしょ? でもまだ道を探してるんですよ。『ASKAアンコールツアーを封鎖せよ』ですよ(笑)」

慌てて電車移動に切り替え、無事に会場入りを果たしたが、ここでまた大きな問題が浮上する。

「(車を停めた)駐車場を見つけられるでしょうか? どこに停めたか、誰も覚えていない。今夜は何時に(自宅に)着くんだろう(笑)」

そんな不安をよそに、「バンド+ストリングス」の編成で臨んだ約2年ぶりとなる有観客でのライブがスタート。コロナ禍での感染予防対策のため、客席は手拍子で声援を送った。

荘厳な雰囲気だ
荘厳な雰囲気だ

「みなさんこんばんは。あっ、喋れないんだ。こんなにお客さんがクワイエットとは思わなかったので(笑)」と語ったASKAだが、声を出せない観客を巻き込んで一気にボルテージは上昇、会場は異様なほどの熱気に包まれた。

唯一無二の伸びやかな美声と軽やかで独特な動きは健在……というよりも、さらに若返ったような勢いのままラストまで駆け抜けたASKA。『はじまりはいつも雨』などの往年の大名曲から、最新曲『笑って歩こうよ』、`89年に発表した名曲を改めてレコーディングした『PRIDE』など全22曲の圧巻のパフォーマンスに、ファンたちは感涙の極みに達していた。

ライブ中盤、長年、ASKAをサポートしてきたドラマー・菅沼孝三さんが`21年11月に62歳の若さで亡くなられたことにも触れ、

「支えてくれたメンバーが突然逝ってしまって。先に引っ越しただけ。僕らも行くから。通夜も告別式も行ったから、その時、『俺の時には迎えに来いよ』と伝えました。今日は(菅沼さんの娘の)SATOKOが(ドラムを)叩いてくれています」

と、一瞬、目を潤ませたシーンもファンの涙を誘った。

公演直後、ASKAはブログに、

〈最高だった。もう最高だった。お客さんの熱、ビンビン伝わった。〉

と、興奮を抑えきれない様子。

アクセル全開のASKAは、この日を皮切りに4月まで全国12公演を駆け抜ける。

  • 写真新井秀幸

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