へずまりゅう「病院送り」が朝倉未来、シバターと比較されるワケ
元迷惑系ユーチューバーのへずまりゅうが格闘技大会に参戦し、大けがを負ったニュースが波紋を広げている。
へずまは1月8日、配信者による格闘技大会「ギガフェス」で、アウトサイダーの元王者・啓之輔と対戦。へずまは試合前に
「ピヨピヨパンチを食らってみろ。悔しかったらオレをボコボコにしてみろ!」
と散々挑発したが、いざ試合が始まると、啓之輔のハイキックをあごに食らい、わずか7秒でTKO。そのまま救急搬送された。
へずまは昨年8月、窃盗や威力業務妨害などの罪で懲役1年6か月、保護観察付き執行猶予4年の有罪判決を受けた。反省の素振りはなく、同10月にはNHK党(NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で)から参議院山口選挙区補欠選挙に出馬するも落選。最近は生活に困り“青汁王子”こと実業家の三崎優太氏の自宅に居候していたが、無断で女性を連れ込もうとするなど、恩を仇で返す“蛮行”で三くだり半を突き付けられた。
そんなこともあり、へずまが病院送りにされると、ネット上ではまるで怨敵を討ったかのようなリアクションが殺到。幸い、へずまはあごの骨折は免れたようだが、関係者によれば、
「下唇の下に穴が開いた状態」
という。
一方で、素人とプロ格闘家のマッチメーク自体を「無謀」とする声も上がった。へずまはレスリング経験はあるものの、啓之輔戦に向けたトレーニングは行わず、自堕落な生活を送りながらリングに上がった。前出の関係者によれば
「啓之輔選手との体重差は約50キロ。本人は本当に勝てると思い込んでいた」
という。格闘ライターの話。
「へずまさんも命拾いしましたが、格闘技において50キロの体重差は決定的。本来ならば絶対にありえないマッチメークです」
ここで引き合いに出されたのが、RIZINの顔ともいえる人気ファイターの朝倉未来。実力が日本トップクラスであることは間違いないが、朝倉は昨年11月、ABEMAで有料生配信された『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』で物議を醸した。
初戦で激突した“会津の喧嘩屋”久保田覚は鼻骨骨折、続く元モー娘・後藤真希の弟・後藤祐樹も顔の腫れや出血が痛々しかった。試合後、朝倉は自身の動画で「いい企画ではなかった」「すごく反省しています」と謝罪した。「実力差のありすぎる相手との後味の悪い一戦」という意味で、中身やレベルこそ違うものの、今回の一戦にもその影が重なったわけだ。
ネット上では、
《いかに素人相手のケンカが危険か》
《へずまはムカつくけど、こういったカードはやってはいけない》
といった指摘が飛んだ。朝倉はプロとしての意識が高いため、もう二度と同様の試みはしないだろう。
加えてもう1つ、へずまの試合がアンチテーゼになったのが昨年大みそかの「RIZIN.33」で起きた元Kー1王者・久保優太とユーチューバー・シバターによる“八百長騒動”だ。
シバターの1R勝利で終わるはずが、試合後に両者の間で申し合わせがあったことが発覚。2人のLINEやりとりや、録音音声まで流出し大騒動となった。
SNS上では「へずまの試合はガチ」「どこかの団体と違って台本はなかったですね」など、不名誉なカタチで比較されてしまった。
対戦相手の啓之輔も10日、自身のユーチューブチャンネルを更新し
「台本のない試合はどうでしたか?」
とチクリ。試合後、へずまとは電話でやりとりし
「格闘技ナメてました。手加減しないで戦ってくれてよかった」
と感謝されたという。一方のへずまも9日、ツイッターを更新し
《無敵のヘズマイキーじゃオラ 今日からまたホームレス生活再開じゃ!》
と宣言。前出の関係者によれば
「本人は秒殺されたことがショックで、リベンジの機会をうかがっている」
という。何とも“転んでもタダでは起きない”懲りない男だ――。
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- 写真:Motoo Naka/アフロ