ダウンタウンからのりPまで出演 ネット配信番組が活況なワケ

連載 スタッフは見た!週刊「テレビのウラ側」Inside story of Television

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レース、ジャンプや相撲など、タレントが車を使った合戦を繰り広げるネット配信バラエティ『戦闘車』。11月9日からシーズン2が放送されている

’09年に覚せい剤取締法違反で有罪判決を受けた酒井法子(47)が、DMM.comが配信を予定しているドラマ『蛇の道は蛇(仮)』で約10年ぶりに連ドラ復帰することになった。

「最近は動画配信会社が、オリジナルドラマ制作に力を入れています。ネット系はスポンサーを気にしなくていいので、スキャンダルを起こしたタレントの再起の場にもなっている。のりPが出てくれるとあれば、配信会社は大歓迎でしょう」(キー局制作スタッフ)

Abema TVの躍進ぶりを受け、AmazonやNetflixなどの動画配信会社が『ダウンタウン』や元『SMAP』の稲垣吾郎(44)など、大物タレントの起用に踏み切っている。

「Amazonは目玉企画には制作費や宣伝費を惜しみなく使う。浜田雅功ら人気芸人十数人を起用した車バトル番組『戦闘車』シリーズなんて、現在の民放の資金力では不可能でしょうね」(制作会社ディレクター)

ネット配信番組の隆盛は芸能プロダクションにとっても追い風だ。吉本興業は複数の動画配信会社に出資して、番組を制作している。

「かつて吉本はスカパー!にお笑い専門チャンネルを開局。約8年で大赤字を抱えて撤退した苦い経験がある。だから、出資という形をとっているのですが、もともとやりたかった分野なので積極的ですね。とくに力を入れているのが、NTTぷららと共同で運営している動画配信サイト『大阪チャンネル』。NTTがバックについているので、予算も潤沢。若手芸人は『地上波の倍ぐらいギャラが貰えた』と喜んでいますよ」(放送作家)

TikTokなどの動画配信SNSも美味しい仕事だ。

「SNSでの発言が即、購買につながるようなカリスマ的人気があるタレントともなると、1回の投稿につき、数百万円というギャラが発生するケースがあります」(レコード会社スタッフ)

動画配信ブームに乗り遅れまいと、レンタル大手TSUTAYAもTSUTAYA TVに力を入れ始めたが、前出・ディレクターによれば「業界では負け組のレッテルを貼られている」という。

「サービス開始当初は、TSUTAYA側が番組制作に口を出し過ぎて大コケ。他社のマネをして大手芸能事務所と組むことにしたのですが……11月16日からTSUTAYAプレミアムで配信が始まったのは、中尾明慶メインの親子お料理バラエティでした。どの視聴者層にも”引き”がないでしょ、これ(笑)」

ネット配信番組の最大の特徴はシビアさだろう。視聴者数が細かく把握できるため、不採算番組はすぐ打ち切りになる。

「民放のように1クール(3ヵ月)単位で番組を作っていないから、見切りが早い。数字が悪いと制作費やギャラはシビアにカットされます。同業他社が増えているので競争も激化していますね」(キー局プロデューサー)

本当に面白い番組だけが残るから、視聴者はネット配信番組を支持するのだ。

Photo Gallary1

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